GOOD LUCK 22

「何でもすんだろ?
 だったら少し寝るから枕になってろ。時間になったら起こせよ」

そんな事を言うと
専務は本当に瞳を閉じてしまった。


『GOOD LUCK』   第22話


ちょ…ちょっと待って。
何がどうなってこうなったんだっけ?

「せ、専務…?」
「あ?」
さすがにまだ起きてるだろうと声をかけてみれば
鬱陶しそうに片目だけ開けた。

「眠るなら…仮眠室行った方が…」
「ここでいい」

「誰か来たりしたら…」
「鍵閉めてあっから心配すんな」

なんだ…よかった。
…じゃないっっ!

「専務っ!」
「んだよ、うっせぇな。
 疲れてんだよ。邪魔すんな」
「ひぇっ…すみません」

結局そんな会話を最後に
専務は本当に眠ってしまったようだった。

「……」

そっと膝の上にある専務の顔を覗き込んでみると
いつもの険しい顔が嘘みたいに気持ちよさそう……。

…今日お天気いいもんね。
たまにはこうやってお日様の下でお昼寝するのもいいのかも。

枕になるくらいで
専務の疲れが取れるっていうなら寝かせてあげよう。

あー…でも
こんな事なら本か何か持ってくればよかったなぁ。
ケータイもデスクの上だよ。

起こすまでの間、何してよう?

あたしまで眠っちゃったら
絶対、この綺麗な顔にヨダレたらしちゃう気がするし…
それはマズイ。うん絶対にダメだ。

かと言って、この辺で一番高いビルの屋上のベンチから
見えてるのは秋晴れの空くらいで…。

鑑賞できそうなものと言ったら専務くらいで
改めて覗き込んでマジマジと見てみれば

羨ましいくらいまつ毛だってバシバシだし。
鼻なんて外国人みたい。

…てかそもそもが日本人離れしてるんだよね。
SPさんに囲まれてても要人っていうよりボスって感じさえするし。

この髪型だって専務だから似合うんだと思う。
そう言えば…濡れたらストレートになるんだよね。
あれは衝撃だったなぁ…。

乾かすだけでいいんだから
セットとかしなくていいから朝とか便利そう…。

そんな事を考えてるうちに
どんな感触なのか気になって
ちょっと触ってみたくなってきちゃった。

…お、怒られるよね?

せっかく気持ちよさそうに寝てるんだもん。
起こしちゃ悪いよね…。

そう思い直して気を紛らわせようと空を見上げてみるけど
頭の中は専務の髪がどんな感触なのかでいっぱいだ。


………。

ちょ…ちょっとだけならバレないかな?
あたしは一回寝たら簡単に起きないけど専務はどうだろ。

ぐっすり眠ってるみたいだし…
ちょっと触るくらいならセーフ…かな?

あ…撫でる感じなら自然だよね?
膝枕してるんだもん。頭撫でるくらい普通だよね?

そう自分の都合のいいように結論付けて
意を決して右手でそっと専務の髪に触れた。

初めて触れた専務の髪は
思ってたより柔らかくて、ふわふわで…

なんて言うか…たまんなかった。




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No title

膝枕で、髪をナデナデ……
実は、司君起きてるんじゃない?( ´艸`)
司君は、押せ押せだし、ソロソロ桜子ちゃんも、援護射撃してくれそう(???)だし(≧∇≦)b
つかつくラブラブ、早く見た~い(*^o^*)(*^o^*)(*^o^*)

 

JUJU様

ふふっ。
付き合ってもないのに
また勝手にイチャつきだしてますが…

ラブラブ…はまだもうちょい先、かも… |д・;)ソォーッ。
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