First love 26

あいつに半裸見られて、胸触られて…。
気がついたら抱きしめられて
「好きだ」なんて言われてる。

さっきまで頭の中はパニックだったのに
ここはどうしてこんなに居心地がいいんだろう…。



『First love』   第26話



婚約者がいるって知って泣いてたって事は
牧野もオレが好きなんじゃねぇか?

だったら付き合ってくれんじゃねぇの?

そんな事を帰り道で考えていた。


そして帰ってきたら牧野がオレの部屋にいて。

すったもんだ騒いだ後に
頬にアイツの小さくて柔らかい手が触れたら我慢できずに
勢いでまた告っちまった…。

オレの頭の中では
『あたしも…』とか言って顔を赤らめる牧野を想像してた。

なのに…。
牧野はさっきから何にも言わねぇ…。

何だよ…。滋の事以外にまだオレと付きあえねぇ理由があんのか?


オレ…もしかして1日に2回もフラれるのか?


そう思うとオレも声をかけるのが怖くて、しばらく待ってみる。

が。あまりに長い沈黙に

「……おい、牧野。なんとか言えよ」
「……」

それでも牧野は答えない。


おいおい、まさか…。
身をよじって牧野の顔を覗いてみる。


すると牧野はオレの服をギュッと握って寝息を立てていた。


「……普通この状況で寝るか?オレどうすりゃいいんだよ…」

だけど、気持ちよさそうに眠る牧野を見てると
どうにも起こす気にはならねぇ…。

仕方ねぇ、とオレは牧野をベッドに運ぶ。
ゆっくりと降ろして、離れようとすると、
今度は牧野がオレの服を離さねぇ…。
無理やり手を開かせようとすると

「う゛む~~」
とかワケわかんねぇ寝言を言いいながら眉間にしわを寄せる。

一瞬、それならこのままオレも隣で寝ちまうかと思ったが。

さすがに好きな女が横で寝てても平気だとは思えねぇし、
なにより朝起きた時に殴られんのが想像に容易い。

これ以上変態だと思われんのもごめんだしよ。

深いため息をついてから、
牧野に捕まれている服を脱いでやる。

「おやすみ」
ベッドと服を貸してやるんだ。
これぐらいは許せ、と額へのキスは忘れない。


上半身裸になったついでにシャワーを浴びて、
ソファに沈んだ頃にはもう夜中の2時前で。


改めて、長い1日だった。

でも……悪くねぇな、と思う。

そりゃ欲を言えば
オレと付き合ってくれれば一番いいが
あいつがいるだけでも満たされてる気がする。

そんな事を考えながら
オレもいつの間にか眠りにおちていた。





★実は…第15話からここまでが1日のお話なんです。長げぇっΣ(´Д`*)
 坊っちゃん、お疲れ!★
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