サンライズ 1

★リハビリついでの中編?予定のお話です
   不定期更新になりますがよろしければお付き合いお願いします♪
   なぜ、こっちか?その辺りはもろもろお察しくださーい(笑)★





深夜1時。

まだダルさの残る体を起こして
隣で眠る男を起こさぬようにベッドから出る。


『サンライズ』   第1話


どんなにあたしが音を立てずに身支度を済ませても
鞄を持つ頃には必ず

「…もう帰んのか?」
と寝てればいいのにわざわざ声をかけてくる。

「ん。明日も仕事だし」
「ここから行けばいいじゃねぇかよ…」
確かにここにはあたしの着替えも用意されている。
だけどそれを使った事も朝までここにいた事も
最初の朝だけでそれ以降は泊まったりしない。

だってあたし達は恋人同士じゃない。
時々こうして肌を重ねるだけの所謂セフレってやつだから。




ジェットコースターみたいな恋は
道明寺が記憶喪失になった事であっけなく終わった。

あれから7年。
NYに行ったまま疎遠になっていた道明寺と
あいつの帰国を機に再会したのは3年前。

類たちの卒業のタイミングとかぶった事で
久々に集まるからと桜子に無理やり連れて行かれた店に
少年っぽさが抜けていい男になったアイツがいた。

部屋に入った瞬間、ぶつかった視線は
すぐに興味なさそうに逸らされたことで道明寺にとって
あたしは“他人”のままだと思い知った。

そう言えば帰国と同時に
どこかの令嬢と婚約したとか雑誌にも書いてた気もする。

だから記憶が戻ってたとしても今さらだと言い聞かせて
道明寺とは直接話をする事もなく桜子や滋とお酒を飲んでいた。


それなのに…。
次の日の朝、見覚えのない部屋で目を覚ました
あたしの隣には道明寺がいて。


「…はよ。その、初めて…だったんだな。体辛くねぇか?」
なんて質問をされて
自分も道明寺も裸だって事に気が付いた。

何がどうなってこうなった!?
必死に思い出そうとしても何も思い出せなくて

「…だ、大丈夫」
とだけ答えて背を向けると
「もしかして覚えてねぇ、とか?」
と後ろから抱きしめてくるからビクッと震える。

そんなあたしの反応に小さく息をつくと
「あー…っと。わりぃ」
なんて道明寺の気まずそうな態度を見る限り
無理やりだったってワケでもなさそうで…
なんだかんだあたしも流されて合意したんだろう。

「…ううん。気を遣わなくていいよ。
 記憶なくなるほど飲んだあたしが悪いの。
 どうしてかはわかんないけど
 酔っ払いの介抱してくれたんでしょ?
 こっちこそ迷惑かけてごめんね、ありがとう」
道明寺の顔を見る勇気がなくて
バスルームの場所だけ聞いて逃げるようにシャワーを浴びた。


頭からお湯をかぶりながら
パニック状態の頭を必死に整理する。

裸…って事はヤッちゃったって事だよね?
あいつに初めてってバレてたし。
何より…下腹部のこの違和感……。

あたし…道明寺としちゃったん…だぁ。

自分の知らない間にバージンじゃなくなったのは
ちょっと…いやかなりショックだったりはするんだけど

相手が道明寺だった事には…ショックは受けてない。
どんな形であれ、初めての相手があいつで良かった。




そのまま2度と会わないつもりで別れた2週間後。
あいつは突然あたしの会社の前に現れた。

「な…なんで…」
「オレがやり逃げするような男に見えてたのか?」
人通りも多いこんな場所でそんな事を平気な顔して言う
こいつの口を塞ごうとした手を掴まれて車に乗せられると
2週間前に別れたあのマンションに連れてこられた。






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