Forever love 9

昼休みになって20分。

LINEは既読がついてるっつーのに
カフェテラスに牧野の姿が見えねぇ…。


『Forever love』   第9話



いくら敷地が広いっつっても遅すぎねぇか?

「犬じゃねぇんだ。
 牧野にだって寄る所があったりすんだろ」
イライラしてるオレに呆れ顔を向けながら言うあきら。

わかってるっつーの。
ただ…何か胸騒ぎがすんだよ。

やっぱりこっちから迎えに行くかと立ち上がると同時に

「やっと見つけた!
 司っ!ど、どうしようっ…!」
なんてカフェテラスに飛び込んできたのは…滋。

「……」
嫌な予感が確実なものに変わっていくオレの隣で

「なんだ、滋。おっかねぇ顔して」
「とりあえず落ちつけよ」
と総二郎とあきら。

「落ち着いてる場合じゃないんだってば!
 今日はつくしとランチしようと思って
 お昼に合わせてこっちに来たんだけど…そしたら……」
そこまで言うと肝心な所で言葉に詰まる滋。

「そしたら、なんだ。ちゃんと最後まで言えよ」
先を促してやれば

「門の所で車に乗るつくしを見たの…あれ…うちの車だと思う。
 すぐに電話かけてみたんだけど…つくし電源切ってるみたいで」
少し青い顔をしながら俯いた滋。

「お…おいおい…それって拉致とかそういう事か?」
「…っつーか、司のお袋さんならまだわかるが
 大河原が牧野を連れて行く必要がどこにあるんだよ?」
と総二郎とあきら。

ババァが絡んでやがんのか、とか
自分の娘だけでなく、オレにも他に女がいたと知って
それを確かめに来たのか、とか
いろいろ考えられなくもねぇが…

たぶん違ぇ気がする。


「…牧野って無理やり車に乗せられてたの?」
そう聞いたのはソファで横になってた類。

「え…。あ、あれ?そう言えば自分から乗ってたような…」
と滋も思い出しながら首をかしげる。

…やっぱりな。
拉致にしてはおかしいと思ったんだ。

あんな目立つ所で学生を
無理やり車に乗せようとなんてすれば
いくらなんでも警備員だって黙ってねぇだろ。

……ったく。あのバカ女!

相手が誰かわかっててついてったのかどうかは知らねぇが
オレから離れんなって言ったじゃねぇかよっ。

行くなら行くでオレを呼んでからにしろっつーの。
勝手に1人で動いてんじゃねぇぞ。


「相手がわかってんなら話は早ぇだろ。
 滋、お前もいつまでも逃げ回ってねぇで腹くくれ」
深いため息をついてそう言えば

「はぁぁ…わかったよ。
 つくしにこれ以上迷惑かけらんないし、仕方ないね」
ふぅ…と1つ息をつくと
ケータイを取り出して父親に電話をかけ始める。


「あ、もしもしパパ?滋です。
 ………うん。大丈夫、元気だよ。
 ねぇ、つくしは何も悪くないの。私が我儘言ってね……
 わかった。これから私もそっちに向かうから……じゃあ、あとでね」
話し終わった滋は

「やっぱりつくしはパパの所にいるみたい。
 今からパパともう一度話してくるね」
そう言うと1人で行こうとする。

「待て。牧野がいんならオレも行くに決まってんだろうが」
滋の頭をポンと軽く叩くと歩き出した。




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No title

大河原家の車に、自分から乗ったらしいつくしちゃん(>w< )
首突っ込まずには、いられなかったのかな?
滋さんと一緒に乗り込む司君、つくしちゃんを守って(>_<)

 

JUJU様

司君は全力で守るつもりなのに
このお姫さまときたら…。ですよね(笑)

まず動き出したのは大河原。
楓様の前にこちらからお楽しみください♪
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