winner! episode 0

別に勉強が好きなワケじゃねぇ。
スポーツだって自分から何かやろうってほど
楽しいわけじゃねぇ。

別に好きでなくても何だって出来る。
それはオレが道明寺司だから当たり前だ。


『winner!』   ~episode 0~



「かーっ。また司が1位かよ」
あきらがオレの通知表を覗き込んでため息をつく。

「ったりめーだろ」
フンッと鼻を鳴らし、気にしてないような態度を取るが
こいつらに負けないように家庭教師だって増やしてっし
スポーツも極めるために邸にジムを作ったのはナイショだ。

いくら親友だと言っても
こいつらにだって負けたくねぇ。

オレは負けず嫌いなんだよ。
「負ける」って言葉が何よりも嫌いで
「勝者」「王者」って言葉はオレのためにあると思う。


「道明寺君すごーいっ!」
「カッコいい~!」

別にクラスの女子に興味はねぇし
オレがすげぇのもカッコいいのも当たり前。
だけど、そんな声を聞いて悪い気はしねぇ。






新学期。

初等部2年となった、オレたち。
担任のセンコーが入って来る。

「はーい。皆さん静かに。
 まず初めに今日は転校生がいるので、紹介します
 ……ほら、入っておいで」
そうセンコーに声をかけられて入って来た。

「…牧野つくしです。よろしくお願いします」
そう言ってペコッと頭を下げると人懐っこそうな顔でニコッと笑う。

「牧野さんの席はとりあえず一番後ろのあの席」
センコーが指さした一番うしろの席。

この学園の席は成績順で並んでいる。
あの席は最下位の席だ。
とりあえずって事は事前の編入テストの結果が
最下位ってワケじゃねぇんだろうが

オレの席はあいつから一番遠い席だ。

ま、こいつらならともかく。
あんな奴にオレが負けるわけもねぇし?
どうでもいいか。

それがあいつの第一印象だった。


その印象が覆るのは早かった。

3限目の体育の時間。
種目は陸上。50m走だ。

「8秒95!?司スゲェなっ!!」
タイムを計っていた総二郎の声に
クラスの奴らもオレ様に注目する。
褒められるのも目立つのも嫌いじゃねぇ。

むしろそれは道明寺司として当然だ。

「こんくらい普通だろ」
涼しい顔をしながら答えたその時。

「…つくしちゃんすごーいっ!!8秒82だって!!」
女子の方からそんな声が聞こえてきて
オレに注目していた視線は全部向こうに奪われた。

呆然と立ち尽くすオレを見て

「あの転校生、やるじゃん」
と類がクスッと笑った。



~ to be continue …? ~




★補足★

「DEAR…」のあとがきでチラっと言っていた
ちびつかつく編の妄想の芽です。

今回はつかつくを同い年にしてみました。

どうしてつくしちゃんが英徳に転入してきたかーとか
一応2年生にしてますが年齢も本編入ると変わるかも?
な感じで設定がまだゆるゆるです(^^;)

「幼なじみ」は最初から司がつくしに惚れてる設定でしたので
今回は最初は司にとっては目障りな存在として
つくしちゃんを登場させてみました。

このつくしちゃん、かなりデキる設定なので
成績や記録など次々と司と張り合ってきます。

小学生の間なら体格もそんなに変わらないですしねぇ。
司は成長期にでもぐーんと伸ばす事にして
現時点ではまだつくしちゃんの方が
背が大きいっていうのも面白いかも?なーんて事も考えてます(^^)



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