甘え下手 ~side つくし~

★すみませーんっ。ちょいと息切れ(笑)
  今日と明日、つかつく短編ストックから「甘え下手」アップします(。ノω<。)てへっ♪★




「勝手にしろっ!」
「そうするわよっ!!」

フンッ!とお互いにそっぽ向いて
逆方向に歩き出したのは1ヶ月も前の事。


『甘え下手』   ~side つくし~



高校生の頃からよく派手に喧嘩してたけど
最近はもうお互い社会人なんだし
そんなにしなくなってたんだけどなぁ…。

きっかけは何だったか、と
思い出そうとしてもハッキリと思いだせない程
些細な事だったはずなのに
あの時はどうしても引っ込みがつかなくて。

いつもだったら喧嘩しても
一週間くらいしたら道明寺の方から
「いつまでも拗ねてんじゃねぇよ」
なんて傲慢な態度をとりながらもあたしの所に来てくれてた。

それなのに…。
今回はもう1ヶ月。

だったら待ってないで
自分から連絡すればいいだけってわかってるんだけど。

ケータイも手に持ってあいつの番号を呼び出してみるんだけど。

どうしても“発信”がタップ出来ない。


自分でも呆れるくらい意地っ張りで可愛くない。
あいつ…あたしのどこが良くて付き合ってるんだろう?

もしかしてもう愛想つかしちゃったのかな…
だから連絡してこないのかな…

なんて負のループに陥るばかりで
余計に怖くて連絡が出来なくなった。


寂しくて、声が聞きたくて。
でもそれが言えなくて。

何かあいつを感じられる物はないかと
部屋の中を探してみると
あいつが泊まる時用に置いてある
パーカーが目に入ってふわりと羽織ってみる。

「やっぱりぶかぶかだ…」
炬燵に入りながらポツリと呟くと同時に
あいつの匂いに包まれてる感じがすごく安心する。

やっぱり…
明日は…素直になって謝ってみよう……かなぁ。





あのまま知らない間に眠ってしまったのか
次にフッと意識が戻った時も
あたしは変わらずあいつの香りに包まれていた。

「…ったく。ほんと素直じゃねぇ」
そんな呆れかえったあいつの声まで聞こえた気がする。

あぁ、あたしったら起きたと思ったら夢見てるんだ。
なんだか宙に浮いてるみたいでふわふわしてて気持ちいいもんね。
でも…うん。夢なら素直に言えるかな。

…自分でも可愛くないってわかってるもん。

だからあたしに愛想尽かして
他の女の子の所に行っちゃったって
文句も言えないんだよね。あんた無駄にモテるし。

「まぁオレがモテるのは確かに無駄か。
 なんだかんだ言ったって結局は
 素直じゃねぇこんな女しか愛せねぇんだからよ」

ははっ。さすが夢だ。
そんなワケないのに都合のいい事ばっかり言ってくれるや。

「…お前のその1人で考え込むと
 決まってロクでもねぇ方向に突き進むのどうにかなんねぇのか」

ごめんね…可愛くなくて。
でもあたしだってホントはずっと一緒にいたいって思ってるんだよ…。

そう言ったそばから温もりが離れた気がして
慌ててしがみつくように温もりをぎゅっと握る。

…離さないで。どっか行っちゃわないで。


「……離すわけねーだろ。
 地獄にだって追いかけてくって言ってんじゃねぇか。
 いつになったらお前はオレがどんだけ愛してんのか理解すんだ」
なんて声といっしょに髪にキスを落とされて
あたしは喧嘩したあの日から1ヶ月ぶりにぐっすりと眠れた。

そんな都合が良くて少し恥ずかしい夢が
夢なんかじゃなかったって気が付いたのは
夜中に身動きがとれなくて目が覚めた時で。

そっと顔を上げてみると
「オレの服着て寝るくらい寂しかったのかよ」
なんてニヤニヤした顔の道明寺と目が合った。

真っ赤になる顔を抑えられなくて
思わず逃げ出そうともがきだす
やっぱり甘え下手なあたしを片手で捕まえたこいつは

「こんなモンよりもよ…
 オレが直々に抱きしめた方が寂しくねぇと思わね?」
そう言うが早いか服の中に
するりと入ってきた大きな手は確かに温かかった。



~ fin ~


★あとがき…は明日まとめて書きます。


◇このお話のつくし視点はコチラ◇

   『甘え下手』  ~side 司~

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No title

こんなに頼れる人に、どうして意地張っちゃうかな?
全部預けて、目一杯甘えて、甘やかされる事が、司君の喜びなのに……
対等って、何だろ?
身体の丈夫さも、もともと持ってる物も、(原作曰く)容姿も、社会に出てからの稼ぎも……
でも、目に見えない安らぎや寛ぎは、つくしちゃんにしか(司君に)与えられないものなのに!
それって、凄いことなんだから、もっともっと、自信持って欲しいな
司君、優しい~(*^-^*)

悠★様

坊っちゃんの一言で
世界が変わっちゃいますからね。
そこにつくしちゃんが加わればなおさら…(^^)

オリキャラは好き嫌い別れやすいですが
今回の小話私は好きですよ~♡

JUJU様

家族や友達に頼られるばかりで
頼る事のなかったつくしちゃんにとって
何も考えずに甘えるって難しんだろうなぁっと思うんですよね。

でも本来は甘えんぼな所もあると思ってるので
司君に上手に引き出して甘えさせてあげたいと思います♪


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