恋 ~類 ver.~
さすがに学生の時みたいに
頻繁に集まる事はなくても
人より忙しいはずの俺たちは
時々は休みを合わせて集まる事をやめはしない。
それはやっぱり会いたい人がそこにいるから。
『恋』 ~類 ver.~
頻繁に集まる事はなくても
人より忙しいはずの俺たちは
時々は休みを合わせて集まる事をやめはしない。
それはやっぱり会いたい人がそこにいるから。
『恋』 ~類 ver.~
ぼんやりとあんたを眺めながら
やっぱり可愛いなぁ…なんて事を想う。
友達と話すあんたは楽しそうによく笑う。
あんたが好きだって気が付いてから
どれくらいの時間が経ったのか…。
「るーいっ!また寝てるの?
ほんといつまで経っても三年寝太郎なんだから」
酔ってる時だけ親しげに呼ぶ俺の名前を口にしながら
俺の顔を覗き込んでくる。
その頭を引き寄せてキスしたら
あんたはどんな反応するんだろうね。
「……起きてるよ。
さすがの俺も目開けたままは寝ないでしょ」
引き寄せたい頭に手を伸ばしたものの
きょとんとした顔するから
やっぱり髪を撫でるに留まると
「へへっ…類の手おっきぃから気持ちいいね」
なんて言いながら笑う。
そんなちょっとした事が嬉しいなんて
あんたは考えた事もないんじゃない?
あんたの事を考えてれば
幸せな気分になって何もいらないくらい
俺の中はあんたでいっぱいだから
その辺の男に
攫われてしまう前にちゃんと捕まえなきゃね。
これだけ想ってるんだから
あんたの好きな食べ物も景色も知ってる。
苦手な物も知ってる。
誕生日だって何だって知ってるんだけど。
でも
俺と会わない毎日を
どんな顔して誰を想って過ごしてるのか。
そんな肝心な所を俺は知らない。
『一番好きな人とは結ばれない』
そんなムカつくジンクスもあるし
人からは羨ましがられるこの立ち位置も
実際は思い通りにならない事の方が多くて
俺にとっては窮屈だ。
だけどさ。
あんたの事だけはどうにかしたいな…
なんて思いながら俺は毎日過ごしてるんだよ?
集まる日を楽しみに過ごすのもいいけど
次に会った時にあんたに彼氏がいたら、とか
彼氏じゃなくても好きな奴がいたら、とか
本音を言えば不安の方が大きいんだ。
「そろそろお開きにすっか」
聞こえてきた声に
みんなも従って身支度を始める。
ぞろぞろと駐車場に向かって
それぞれの車に乗り込んで行く。
「じゃあね」
そう言って手を振るあんた。
いつもなら俺も笑って
「またね」
って答えるんだけど。
今日はその手を掴んだ。
「…類?」
人に自慢できるような事はあんまりない。
だけどあんたを好きだって想うこの気持ちだけは
誰にも負けない自信はあるんだよね。
「好きだよ。…ずっと好きだった。
だからさ、いい加減俺のになってくんない?」
~ fin ~
★皆さんは相手に誰を想像しましたか(^^)?
F4祭り、お付き合い頂きありがとうございました★
やっぱり可愛いなぁ…なんて事を想う。
友達と話すあんたは楽しそうによく笑う。
あんたが好きだって気が付いてから
どれくらいの時間が経ったのか…。
「るーいっ!また寝てるの?
ほんといつまで経っても三年寝太郎なんだから」
酔ってる時だけ親しげに呼ぶ俺の名前を口にしながら
俺の顔を覗き込んでくる。
その頭を引き寄せてキスしたら
あんたはどんな反応するんだろうね。
「……起きてるよ。
さすがの俺も目開けたままは寝ないでしょ」
引き寄せたい頭に手を伸ばしたものの
きょとんとした顔するから
やっぱり髪を撫でるに留まると
「へへっ…類の手おっきぃから気持ちいいね」
なんて言いながら笑う。
そんなちょっとした事が嬉しいなんて
あんたは考えた事もないんじゃない?
あんたの事を考えてれば
幸せな気分になって何もいらないくらい
俺の中はあんたでいっぱいだから
その辺の男に
攫われてしまう前にちゃんと捕まえなきゃね。
これだけ想ってるんだから
あんたの好きな食べ物も景色も知ってる。
苦手な物も知ってる。
誕生日だって何だって知ってるんだけど。
でも
俺と会わない毎日を
どんな顔して誰を想って過ごしてるのか。
そんな肝心な所を俺は知らない。
『一番好きな人とは結ばれない』
そんなムカつくジンクスもあるし
人からは羨ましがられるこの立ち位置も
実際は思い通りにならない事の方が多くて
俺にとっては窮屈だ。
だけどさ。
あんたの事だけはどうにかしたいな…
なんて思いながら俺は毎日過ごしてるんだよ?
集まる日を楽しみに過ごすのもいいけど
次に会った時にあんたに彼氏がいたら、とか
彼氏じゃなくても好きな奴がいたら、とか
本音を言えば不安の方が大きいんだ。
「そろそろお開きにすっか」
聞こえてきた声に
みんなも従って身支度を始める。
ぞろぞろと駐車場に向かって
それぞれの車に乗り込んで行く。
「じゃあね」
そう言って手を振るあんた。
いつもなら俺も笑って
「またね」
って答えるんだけど。
今日はその手を掴んだ。
「…類?」
人に自慢できるような事はあんまりない。
だけどあんたを好きだって想うこの気持ちだけは
誰にも負けない自信はあるんだよね。
「好きだよ。…ずっと好きだった。
だからさ、いい加減俺のになってくんない?」
~ fin ~
★皆さんは相手に誰を想像しましたか(^^)?
F4祭り、お付き合い頂きありがとうございました★
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