この手を離さない

「still love you」 第22話あたりのこぼれ話?
毎度おなじみふに★★★様から
お詫び行脚に行く司君の妄想の種…?
いやいやもうほぼ咲いてるお花を頂きましたので
すこーしだけkomaも手を入れさせて頂きました♪

多少本編とつじつまが合わない所もあるかもですが
そこはkomaワールドとして
寛大な心でお流しくださいませ(笑)





心配をかけたジジババとやらに
謝りに行けと言いだした牧野。

「オレがボコられるかよ。
 そんなのこっちからやり返してやるっつーの」
そう言ったオレをすかさず殴ってきやがる。


『この手を離さない』   
   ~still love you 番外編~






「もし、相手の方をボコッたりしたら、もう絶交!
 絶っっ対許してやんないし、二度と会わないからっ」
すげぇ剣幕で怒鳴ってきやがる。
「オイッ、俺よかそんなジジババの方が大事なのかよっ」
「当たり前でしょっ!
 何年も放ったらかしで音信不通の薄情者より、
 心配してくださった人達のほうが大切に決まってるじゃない」
フンッ!とそっぽを向いてしまった牧野。
「っ!………。」
自覚があるだけに返す言葉がねぇ。
「チッ…、判ったよっ
 行けばいいんだろっ。行けば!」
舌打ちしながらもそう言ったオレに
牧野は満足そうに
「わかればよろしいっ」
とにっこり笑った。



そして後日アポを取り付けては
お詫び行脚に出掛けたオレだったが、
行く先々で嫌みや皮肉をチクチク言われる始末だ。

何度手が出そうになったかわかんねぇが
怒り狂う牧野の顔が浮かんでグッと耐える。

「おや、君は道明寺の…」
一見にこやかに迎え入れてくれるが
その瞳の奥は冷たい。
ムカつく事にどいつもこいつも同じ反応をしやがる。

あいつはどんだけジジババに人気あんだよっ!
そんな愚痴も胸の奥にしまいこんで挨拶をする。

「……、道明寺司です。ご無沙汰しております、会長」
「いや、本当にお見限りだね。
 こんなジジィのことなぞもぅ忘れたと思っとったよ」
「いえ、そんな…」
牧野のアドレス帳に入ってなかったら忘れてたけどなっ!

「そうそう、婚約なさったんじゃったね。
 お相手は確か三井さんちの御令嬢じゃったな。ええと、名前は…」

くだらねぇ事蒸し返しやがって…
ぜってぇわざとだろ、ジジィっ!

「いえ、その件は…」

「ん…? ひょっとして“また”破談になったのかのぅ?」
また、をやたらと強調してきやがるジジィ。
「……。会長、『また』とはどういうことですか?」
頬を引き攣らせるオレにフッとバカにしたように笑うと
「どうもこうも…。君、本当に覚えておらんのかね?
 確かに正式ではなかったろうが…
 『4年後必ず迎えに行きます』と約束した相手がおったろ?」

「っっっ!!!」

「やれやれ…。この耄碌ジジィより物覚えが悪いとは。
 こりゃキミのところとの付き合いも考え直さにゃならんかの」
「………」
「司君。この際だからハッキリ言わせてもらおう。
 儂が楓さんから『息子の交際相手です』と紹介されたのは
 三井さんじゃなかったよ。しかし儂は気に入ったね。
 生まれ育ちは庶民ということじゃったが、
 そんなことは関係なくいい娘さんじゃと思った。
 何より目がいい。綺麗な澄んだ瞳で、相手を真っ直ぐ見つめよる。
 儂があと50歳若けりゃ、速攻で『ぷろぽうず』をしとったわい」
フォッフォッフォッと愉快そうに笑うジジィ。

「…けんな」
「あ? 何か言ったかの? 年寄りは耳が遠くての」
「フザけんなっ、このエロジジイッ」
「ほ?」
「牧野は俺のだっ! 誰にも渡すかっ」
そう啖呵を切ったオレに杖をトンッと床に叩きつける。
「……、先に連絡を絶ったのは君のほうだと聞いとるが?」
「それは…、けど俺は、
 俺にはアイツが必要なんだ。もぅぜってぇ放さねぇ」

「と、言っとるが。そうなのかの、つくしちゃん?」
そう言ってジジィが部屋の奥を振り向くと
牧野が苦笑いを浮かべながら出てきた。

「えぇ。ですから会長、もうそれくらいで」
「ん~、儂としてはまだまだ言い足りないんじゃがの。
 まぁ、儂らの『あいどる』のつくしちゃんがそう言うなら、許してやろうかい」
「はいっ、ありがとうございます会長!」
「つくしちゃん。こ奴に苛められたら、
 いつでも儂に言ってきなさい。きついお灸をすえてやるからの」
そう言いながら牧野の頭を撫でてやがる。

…気安く触ってんじゃねぇよ!!
だけど立場を考えれば何も言えねぇと
拳を握りしめてグッと堪える。

「いえ、その時は私が自分でやり返しますから」
クスっと笑う牧野にジジィも満足そうに笑う。
「成程。確かにあんたからのほうが、こ奴には効くじゃろうな」
「では、会長。他の方々にもお礼とお詫びに伺うので、今日はこのへんで」
「そうか? 残念じゃのぅ…。近いうちにまた遊びにおいで。
 ウチのバァさんもあんたに会いたがっとるでの」
「はい、必ず。今度は2人で伺います」
そう言ってやっとオレの方を振り向いた牧野は
ふぅっと小さく息をついて

「あんた見てると
 いつ手が出るんじゃないかとヒヤヒヤするし
 仕方ないから残りは一緒に行ってあげる。…ほら、行こっ?」
そう言って小せぇ手でオレの手を取った。


部屋を出る直前、
「司君、今度はその手を離すでないぞ」
とにっこり笑ったジジィ。

てめぇに言われなくたって離すわけねぇだろっっ!!
そう心の中で悪態をつきながら
繋がれた手をぎゅっと握り直すと部屋をあとにした。


~ fin ~


★あとがき★

もうほぼそのまんま使わせて頂いたので
いっそ頂き物だと言っちゃった方が早いくらいです(笑)
ふに★★★様、毎度ありがとうございます(*^^*)

コテンパンにされる坊っちゃんを
楽しんで頂けたでしょうか?

本編ではサクッと飛ばしちゃったので
おいしい妄想茸を頂いて助かりました~(*^^*)

皆さまも一緒に楽しんで頂けていれば幸いです♪

ふに★★★様、
また素敵な妄想茸、お待ちしておりますヾ(*''∀`*)ノ


koma




いつも応援ありがとうございます♡
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ふに★★★様

いえいえっ。
謝られる必要などありませんよ~(*^^*)
私は楽しく妄想させて頂いてますからっ♪

私自身読み逃げ派なので
コメなくても気にならないんですけどね(^_^)
このお話の坊っちゃんあまり人気ありませんし(笑)

そもそも二次なんて物はのは
妄想した人が楽しんでりゃいいんです♪
なので今回だってふに★★★様とkomaが楽しんでりゃ
何の問題もありません(*-∀-*)

新着コメント欄にふに★★★様の名前があると
「キタキタ~!」と
ワクワクしてしまうくらいですのに(笑)
迷惑とか苦労とかあり得ませんから。
またよかったらkomaと一緒に妄想してくださいませ(o''∀''人)
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