TAKE2 13

★本日2話目 読み逃しご注意です★






事件から2ヶ月。
傷もすっかり完治したあたし。

それなのに
あたしは結局また道明寺邸のお世話になることに…。



『TAKE2』   第13話



あいつが病院から帰ってきてすぐ
「おかげさまで完治しました!
 ほんとにたくさんお世話になっちゃって…ありがとう道明寺」
そう言ってにっこり笑った。

…もともとはオレのせいで負った傷だってのに、
ありがとうだなんてこいつらしいな…。

でも次の瞬間オレはその“牧野らしさ”に悩まされる事になる。

「でさ、完治したっていうのにいつまでもここにいるのもあれだしさ。
 そろそろ家に帰ろうと思ってるんだよね」
「……」

オレは頭の中でこいつを引き留める口実を必死に探す。

『ここにいろ』 → 『命令すんな傲慢男!』
『記憶はまだ戻ってねぇ』 → 『生活に支障ないから大丈夫』
『一緒にいてぇんだよ』 → 『学校で会えるじゃん』

…だめだ。

どう言ったってこいつは帰ってちまう気がする。
でも…記憶だって戻ってねぇこいつを離したくねぇのがオレの本音。
それでこいつが素直に残るって言うとは思わねーが
そのまま言ってみるか…?

そんなオレに助け舟を出したのは、
意外な事にすぐ近くにいた使用人だった。

「こっ!困ります!!」
そう言って牧野にすがりつく使用人。

「えっ???」牧野も混乱気味だ。

「牧野様がいらっしゃらないと、誰が坊っちゃんを毎朝起こすと言うのですか!
 それに牧野様がここにいらっしゃる事を邸の者、みなが喜んでおります!」

「え…いやいや!客人が減るほうがみなさんの仕事だって減るじゃないですかっ」
一般家庭で育った牧野は、あれこれと世話をやこうとする使用人に
よく申し訳ないと使用人以上に頭を下げていた。

「いいえ!それは違います。
 牧野様さえいらっしゃれば坊っちゃんはいつもご機嫌で
 暴れて物も壊されたりする事もなく平和そのもので…。
 おかげさまで我々の仕事はぐんと減ってるのでございます!!」

…こいつ、牧野を引き留めるのに必死すぎてオレが横にいるの忘れてねぇか?
もうほとんどオレの悪口になってんだろ、それ。
それじゃまるで機嫌が悪かったら物壊して発散してるみてぇじゃねぇかよ。
勝手に壊れてんだよ。オレが歩く所に置いてんのが悪りぃんだろ。

まぁ、一応だ…こいつの目的があくまでも
牧野を引き留めるためだから黙っててやるが
本来なら即刻クビにしてやるところだぞ…と青筋を立てていたオレ。

そんなオレを
「あんた…普段どんな生活態度なのよ…」
そう言ってため息交じりにひと睨みする牧野。

そのまましばらく考え込んでいたと思ったら
「よしっ!わかった!!あんたのその腐った根性あたしが叩きなおしてあげる!」
そう言ってオレに向かってビシっと指をさしてくる牧野。

その光景はまるでこいつに赤札貼り返されて宣戦布告された時みてぇだった。
既視感のありすぎるその光景に顔がニヤける…。
「宣戦布告だな?…やってもうらおうじゃん?」

オレとしてはお前がまだ邸にいてくれるなら
理由なんて何でもいいからな。






★おバカネタ書くのに満足しましたところで
  明日からは面舵いっぱいきって真面目にいきたいと思います( ̄^ ̄)ゞ★
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