ツンデレ彼氏 7

あれから2週間。

「別れよう」と言った牧野とは1度も会う事もなく
結局、田中とどうなったのかも知らねぇままだ。


『ツンデレ彼氏』   第7話



総二郎たちは多少バツが悪そうにしながらも
「まぁ、お前も別れるつもりだったんだろ?
 女から別れさせてやるのも優しさなんじゃねぇの?」
「そうそう。その方が後腐れも逆恨みもねぇしな」
なんて言いながらオレの肩をポンポンと叩く。


あぁ…別れるつもりだったよ。
いつかは…な。



1年前のあの日。
たまたま校内で出会ったあいつは
「あのっ…。良かったらあたしと付き合ってくれませんか?」
なんていきなり告ってきた。

そんな女は今までだってはいて捨てる程いたし
女と付き合うなんて面倒な事に興味なんかなかったオレは
1度だってそれに応えた事はなかった。

それなのに、真っ赤な顔して必死に言うこいつが
どうしようもなく可愛く見えて

「……別にいいけど」
なんて気がついたらあいつの告白を受けていた。

オレが特定の女を作らなかったのは
単純に興味がなかっただけだって事もあるが、

どうせいつかは親の決めた相手と結婚しなきゃならねぇのに
中途半端に付き合って別れるのが面倒だった事もある。

それに…
もし付き合った相手にうっかり本気なんかになっちまったら

別れなきゃならなくなった時……辛ぇだろ?

「10分の1くらいしか好きになんねぇかもしれねぇぞ?」
それはあいつじゃなくて自分に言った言葉だった。

本気になるな。のめり込むな。
この1年、ずっと強く言い聞かせてきた。

だけど、そんなの全部無駄な抵抗で。
あっという間にあいつに本気になってる自分がいた事も自覚してる。

お前の物はたとえ
弁当のおかず1つだって他のヤローに取られたくなかった。

好きだなんて口にしたら気持ちが溢れそうで怖かった。

あいつの誕生日にはこんな物でお前をずっと繋ぎとめられたら…
なんて叶わねーとわかってる想いをこめてネックレスを贈った。

田中が告った時だってあいつが間抜けな返事をしてなければ
怒りのままにぶち殺してる所だった。

__あいつはオレのだ。
たとえ待っているのが別れしかなくても、今だけは誰にも渡さねぇ。

いや…。
いつか親の連れて来た誰かと結婚しても
愛人でもなんでもいいからそばにいてほしいなんて
バカな事を考えるほど、オレはあいつに惚れていた。


でも…。
これで良かったのかもしれねぇ。

どうせいつか別れなきゃならないなら
オレと付き合ったり別れたりで
あいつが周りから何か言われたりしねぇように
オレ達が付き合ってんのは秘密にしてたわけだし。

このままあいつが田中と付き合ったとしても
あいつのクラスの奴らも祝福するんだろう?

そうすればあいつはオレと付き合うのとは違って
まるで悪い事でもしてるみてぇに
コソコソする事もなく、幸せにだってなれんだろ?


あれほど本気になるなと言い聞かせてたのに。
バカだな、オレは。

それでもお前と付き合わなきゃよかったとは思えねぇんだ。
お前といた時間はほんとに幸せだったから。

こんな気持ちを教えてくれたお前には感謝してる。


今はまだ整理がつかないこの気持ちだって
きっといつかは時間が解決してくれるはずだ。





いつも応援ありがとうございます♡

★ツンな司ファンの皆さまスミマセン。
  うちの坊っちゃんはやっぱりただのデレデレ彼氏でした(*;´□`)ゞ★

ツンデレ彼氏 8

1日ってこんなに長かったか?

牧野と別れて1ヶ月。
何かをする気にもなれなくて暇を持て余す時間が多くなった。


『ツンデレ彼氏』   第8話


牧野はいつも2限が終わった後の休み時間に
カフェテラスにいるオレに
コソコソしながら弁当を渡しに来ていた。

そのせいか、今でもオレは用もないのに
その時間には学園に顔を出す。

だけど待ってるみてぇで、
前と同じようにカフェテラスには行けなくて
屋上にいる事が多くなった。

そこでぼーっとしてると
「やっぱりここだった…」
とそんな声に振り返ればそこにいたのは類。

「あ?何か用かよ」
「うん?別に?」
そう言うとオレの横に来て景色を見渡す素振りをする。

そのまましばらく無言が続いて、
何したのかと小さく首を捻っていると
「ここ…景色いいよね。色んなとこ見えるし?」
なんてボソッと呟いた言葉にドキッと心臓が鳴る。

「……」
何も答えないオレに
「牧野の教室も、図書室も、非常階段も見えるじゃん?」
「…それが何だってんだよ」
類の言いたい事はもうわかってるが
それを素直に認められるほどオレの気持ちはまだ整理がついてない。

そんなオレに
「前に非常階段でさ。
 牧野が俺におかずくれようとしてた時、お前ここから睨んでたでしょ」
とクスクス笑う。




ここを見つけたのは偶然だった。

たまたま気が向くままフラッとこの屋上に来て
向かいの校舎を見ていると、
教室の窓際で友達と笑ってる牧野の姿を見つけた。

「あいつの教室ってあそこなのか…」
そんな事を考えながら眺めていると
ここから図書館も非常階段も見えてる事に気が付いた。

それは牧野がこの学園内でよくいる場所。
そこが一望できるのがこの屋上だった。

カフェテラスは見えないが、
牧野がカフェテラスに来るのは
だいたい時間も決まってるから問題なかった。

それからというもの
オレはこの屋上に足を運ぶ事も増えた。

ほんとなら一緒にいてぇけど
見てるだけでも気持ちは和んだ。

ただ…時々田中が近寄ってくるのが気に入らねぇだけで。

だから、のん気に田中なんかと
ノートの貸し借りをして笑ってるあいつに
電話をかけて田中から遠ざけた。

その後、真面目なあいつにダメ元で来いと言ったら
自習だからと授業をサボってオレの所に来た時は
あいつがそんなつもりでそうしたわけじゃなくても
田中よりオレを選んだみたいですげぇ嬉しくて。

学園内だというのに抱きしめずにいられなかった。


あの日だって、飯食うならカフェテラスに来ればいいのに
何をモタモタしてたのか昼休みも半分くらい終わってから
類がいる非常階段で弁当を食べ始めたあいつを見ていた。

何言ってんのかなんてわからなくても
あいつが弁当を類に勧めたのは仕草でわかる。

思わずムッとしていたオレに
まさか類が気が付いてるとは思わかなかった…。

バツが悪くて小さく舌打ちを返せば
「おかずもくれないほど好きなくせに…。
 司はほんとにこのままでいいわけ?
 牧野…あいつに押し切られて付き合っちゃうよ?」
とオレの顔を覗き込んでくる。

「…それはあいつが決める事だろ」
突き放すようにトンッと突いて
オレは屋上をあとにする。

そうだ。あいつが誰と付き合うかそれはあいつが決める事で
オレはもう「別れよう」と言われた男だ。

1年間、ろくに甘やかしてもやれなかったし
他の男になびいちまっても仕方のねぇ事だと思う。

だけど……出来る事ならオレだって。

お前をオレの彼女だと周りに自慢したくて。
それと同時にオレの腕の中だけに閉じ込めておきたかった…。


「……くそッ」


いつか傷つけるってわかってても。
田中と付き合う方が幸せになれるってわかってても。

それでもやっぱりオレは
どうしたってお前を諦められるわけがねぇんだ。





いつも応援ありがとうございます♡

★そしてうちのデレデレ坊っちゃんはやっぱりストーカー気質(笑)★

Brother  ~司 短編~

★アンケート投票より、「つくしが総二郎の妹設定」です。
  CPはつかつくで大体高校生くらい…かな?司視点でどうぞ★





「総兄ー!って、あれ?みんな来てたんだ」

いきなり無遠慮に開らかれた扉の向こうに立っていたのは
ガキっぽさが抜けて、何だか急に女らしくなったつくしだった…。


『Brother』   ~司 短編~


総二郎の邸で集まっていたオレらは
突然開いた扉と相変わらず元気すぎる声に驚く。

「おいっ。いきなり開けんなっていつも言ってんだろ」
立ち上がって総二郎がつくしの額をピンと弾く。

「ごめんごめん。でもよかった、みんなでー。
 また綺麗なお姉さんだったらどうしようかと思った」
と反省する様子もなくケラケラと笑う。
「女の子は母屋には通さねぇよ」
「知ってるー。母さんに見つかるもんねぇ」
と妹に自分の女遊びを包み隠さず話している総二郎と
それを笑って聞いてるつくし。
相変わらずここの兄弟はぶっ飛んでると思う。

そんな事よりだ。
前につくしに会った時はまだ、ただのガキだったのに…。
こいつ…こんなだったか?

なんつーか、こう…。
心臓を鷲掴みにされたっつーか…。


__可愛い、なんて。


そんなオレの戸惑いをよそに2人は会話を続ける。

「で?何の用だよ」
「あぁ、うん。はいコレ」
そう言って総二郎に手紙らしきものを渡す。
「あ?何だコレ」
「門の前に立ってた女の子から預かった
 相変わらずモテモテだね~、総兄は。
 じゃあ、ちゃんと渡したからね。みんなもまたねー」
総二郎の陰からひょこっと顔を覗かせて
オレ達に手を振るとつくしは部屋を出て行った。


「ったく。相変わらず騒々しい奴…」
困ったように笑いながらもその眼差しは慈愛に満ちている。
シスコンと言われるオレだが、総二郎だってそうだと思う。

「何か急に大人っぽくなったか?」
とあきら。
「うん。可愛くなったね。
 こんな事なら告白された時受けておけばよかったな」
とクスクス笑う類。

つくしの初恋は類で、
少し前までは会えばずっと類にべったりしていた。
それを笑って見ていたオレらの横で離れろと怒鳴る総二郎。

そんな光景はまだ記憶に新しいってのに。
ついこの間まで笑っていられた事なのに。

今、つくしが類に抱き着いたりしたら……
総二郎が怒鳴る前にオレが我慢できねぇんじゃねぇかと思う。

「お前なんかにやるかよ。
 つくしの相手は俺が認める男じゃねぇとダメだ」
フンと鼻を鳴らす総二郎。

「じゃあどんな奴ならいいんだ?」
あきらがからかうように聞くと
総二郎はつくしの男の条件を指折りながら考え出す。

「う~ん…。そうだなぁ
 まず経済力はねぇとダメだな。あいつに苦労はさせらんねぇ」

それはまかせろ。経済力ならトップクラスだ。

「あと、浮気するような男は論外だな」
「それお前が言うのかよっ」
とあきらがゲラゲラ笑う。

誰かと付き合った事はねぇが
本気で惚れた女が手に入るなら、
他の女なんてどうでもいい。これもクリアだろう。

「じゃあ、俺でもよくない?
 経済力もあるし、浮気もたぶんしないよ?
 それなのにどうして俺じゃダメなんて言うのさ」
と類がクスッと笑う。

「お前はつくしを本気で好きってわけじゃねぇだろうがっ」
「…好きだし可愛いと思ってるよ?…何か動物みたいで?」
「つくしはペットじゃねぇよ!!」
「…冗談だよ。本気で怒んないでよ」
と類は呆れ顔でため息をつく。

経済力があって、一途で…。
つくしの事を本気で好きならいい…そういう事か?

__だったらオレは合格だよな?


「総二郎…オレ、本気の恋に落ちた……」
ずっと黙っていたオレがふと呟いた言葉に

「マジかよ、相手は誰だ?
 そうかそうか、ついに司がねぇ。
 しょうがねぇなぁ。お兄さんが何でも教えてあげよう」
とニヤニヤする総二郎。

「あ?オレに兄貴はいねぇ…」
そう言いかけてハッとする。

つくしと結婚するとしたら…
マジで総二郎が兄貴になんのか。

「…司?」
黙りこんだオレに総二郎が首をかしげる。
「よしっ…。教えてくれ、兄貴。
 あいつをオトすにはまず何をしたらいいんだ?」
総二郎にまっすぐ向き直ってそう言うと

「「……え?」」
さっきまで笑っていた総二郎とあきらの笑顔がひきつって、
「…くくっ」
代わりに類が笑いだした。



~ fin ~


★あとがき★


アンケート投票のリク「つくしが総ちゃんの妹」から
妄想をつまみ食いしてみました。


普通友達の兄弟とか好きになったら
ちょっとは躊躇したりしそうな気もするんですが
好きだと自覚した途端
結婚まで考えて、総ちゃんを素直に兄貴と呼ぶ司。

…相変わらずぶっ飛んでます(笑)



私だけならきっと思いつかなかったこの設定。
お兄ちゃんな総二郎も、妹なつくしも
新鮮で楽しませていただきました(*^-^*)

ただ相変わらず残念な妄想力で
上手にまとめられずにいつにも増して
何書いてんのかわかんねーよ感がスゴイのですが(汗)

最近短編の妄想畑が枯渇気味で
なかなか芽を出してくれないんですよね~。
そろそろ〈総×優〉とかも書きたいんですが
全然芽が出ません…(*ノω<*)

連載用つかつくは浮かぶのになぁ…。
まぁ逆に言えば、連載が煮詰まらないから
短編が浮かばないのかもしれませんが。

昨日も絶好調で「ツンデレ彼氏」
全14話で書き終えました♪

ツンデレ彼氏からただのストーカーに
変貌しつつある司ですが(笑)

ちゃんとより戻してハピエンですからご安心を♪

空いた時間で
短編の妄想の種を探す旅にでも出るか(笑)


ま、それはともかくとして。
久々の短編を皆さまが楽しんで頂けていれば幸いです♪



管理人  koma




いつも応援ありがとうございます♡

ツンデレ彼氏 9

道明寺と別れて改めて思う。

やっぱりあたし達は
恋人同士と呼ぶには程遠い関係だった。


『ツンデレ彼氏』   第9話


あの日のうちに
「付き合えない」と断るつもりだった返事は
思いがけず道明寺と喧嘩になって
また言えないままになってしまった。

「…でね。今度彼とね
 つくしが教えてくれた、うさぎ屋に行こうって話してたの」
菜摘の彼との話を聞いていると
あたしと道明寺ってほんとに1年も何をしてたのかと思う。

デートらしい事は結局1度もしてないし。
こうやって友達にノロける事だって許されない。

芸能人なんかのお忍び愛でも
きっともう少し恋人らしい思い出はあると思う。

だけどあたし達にあるのは
せいぜい誕生日にくれたあのネックレスくらいで…。

クリスマスもあいつの誕生日も
家のパーティに顔を出さなきゃならないとかで
一緒に過ごすことは叶わなかった。

あいつにとってあたしって
珍獣拾って飼ってたってとこだったんじゃないだろうか?

「は?珍獣??」
気が付くと菜摘が首をかしげていて
ついうっかり口に出てたかと慌てて口を塞ぐ。

「ううん。なんでもない!
 で?うさぎ屋行ったら何食べるの?やっぱりジャンボパフェ?」
話題を菜摘の彼の話に戻すと
嬉しそうに続きを話している姿を見て

恋する乙女ってやっぱりこういうのを言うんだと
バレないように小さく息をついた。



「牧野」

そう聞こえた声に顔を上げると
「田中君…」
「先生が次の授業の資料取りに来いって。今、大丈夫?」
あたしと田中君は学級委員で
よくこうやって先生から資料を取りに行ったりと雑用を頼まれる。

「うん。菜摘、ゴメンね?また後で続き聞くから」
「えへへ…。うん。行ってらっしゃい」
とひらひらと手を振る。

田中君とも何気なく話しながらも
そろそろちゃんと返事しなきゃな…なんて思う。

自分の中での答えは決まっているのに
いつまでも中途半端なままじゃ余計な期待をさせてるようで心苦しい。

そんな事を考えながら田中君について行ってると
自分たちが職員室にも資料室にも向かっていないと気付く。

「ねぇ、資料ってどこに取りに行くの?」
「…ごめん。先生の用事って嘘なんだ…。
 ちょっといい?なんていかにもな感じで恥ずかしくて」
「…?」
「そろそろ返事が聞きたくて。
 待つって言ったのに堪え性がなくてごめん」
そう言ってまたあの困ったような顔で笑う。

このまま田中君を好きになれたら楽なんだとは思う。
だけど…。

「ううん。こっちこそタイミングがわからなくて…
 あ、あのね…。実はあたし…この間彼氏と別れたばかりで…
 自分から別れたんだけど、まだ気持ちの整理ついてなくて…だから」
「それでもいいよ。 前の彼氏を忘れる為に俺を利用すればいい」

「……忘れる?」

「うん。牧野に誰か他に好きな奴が
 いるんじゃないかって事は見ててわかってた。
 すぐに好きになってくれなくても構わない。
 ゆっくり俺を見てくれればいいから。
 ただ、理由がなくてもそばにいられる存在になりたいんだ」
そう言って田中君はあたしを真剣に見つめてくれる。

でもあたしの心はこんな時にまで
道明寺を思い出して、あの瞳でこんな風に見つめられたかった
…なんてひどい事を考えている。

「……あたし…」

いつかはまた誰かに恋をする時が来るかもしれないけれど
誰かと過ごしたからって道明寺を忘れられるはずなんかない。

たとえ恋人らしい思い出がほとんどなくたって
あたしのお弁当食べてくれたり、帰りは一緒に帰ったり
時々は甘やかしてくれたりしたあの時間は…

たとえそれが独りよがりだったとしても
あたしは確かに幸せだったんだよね。


だから、
田中君、ごめんなさい。

そう、伝えようとした言葉は
後ろから大きな手に口を押えられたせいでまた言えなくて
代わりに田中君に告げられたのは頭のすぐ上から聞こえた

「…悪ぃな。こいつはオレのだ」

そんな1ヶ月ぶりに聞く道明寺の声だった。




いつも応援ありがとうございます♡

ツンデレ彼氏 10

もうあいつは田中と付き合っちまってるかもしれねぇ。
オレの顔なんか見たくもねぇかもしれねぇ。

それでも…
やっぱりオレはお前を取り戻さねぇとダメなんだ。


『ツンデレ彼氏』   第10話


とりあえずあいつの教室に行って
教室の扉をガラッと勢いよく開けると
「きゃあぁぁぁ!」
「道明寺さんっっ」
と思わず耳を塞いじまうほどぎゃあぎゃあと騒ぎ出す。

…そりゃそうだろう。
こんなに堂々とあいつの教室に来たのなんて初めてだ。

近くに立っていた奴に
「おい。牧野はどこだ?」
と聞いてみれば
「ま…牧野さんですか!?…えっと
 …あ。さっき田中君と資料取りに行くとか言って出て行きました」
「…田中だと?」
ムカつく名前に思わず眉間にしわが寄る。
「はっ…はいぃ!」
牧野がいないんじゃ用はねぇとばかりに
乱暴に扉を閉めて、あいつを探しにまた走り出す。

「資料ってどこに取りに行くんだ?職員室か?」
とりあえずそっちに行ってみるかと
渡り廊下に差し掛かると中庭にあいつらを見つける。

オレは授業なんて出た事ねぇけどよ。
あんな所に資料なんてあるわけねぇよな?

「チッ…!あの野郎っっ!!」
急いで来た道を引き返してあいつらの所に向かう。


中庭に着くと、どうやら告白の返事を
迫ってるみてーな田中の声が聞こえた。

何が忘れろだ。忘れられてたまるかよ。
それに牧野のそばにいていい男もオレだけだっつーの。
ふざけた事ばっか言ってんじゃねぇぞ。

そんな事を考えながら
田中の言葉に何か答えかけていた牧野の口を後ろから塞ぐ。

「…悪ぃな。こいつはオレのだ」
今まで我慢してた分、思いきり威嚇するように言ってやれば
突然現れたオレに田中の顔は驚愕に染まっていた。






そのまま田中を無視して
連れ去るようにこいつを車に乗せたはいいが
なんとなくオレから離れて座る態度に
1か月ぶりって事もあってなんとなく緊張が走って
どう声をかければいいのかわかんねぇ。


『……あたし…』
田中に答えようとしてたあの言葉の続きは何だったんだ?

あいつと付き合ってもいいって言おうとしてたのか?
オレの事なんかこの1ヶ月で吹っ切っちまったのか?

たとえそれでも。
ちゃんとオレの気持ちを話してやり直したい。

お前と離れてみて思い知った。
オレはどう頑張ってもお前とは別れられそうにねぇってよ。

たとえ道明寺を捨てる事になったとしても
オレはお前を選ぶ。

そんな事を考えてるうちに邸に着いて
「お前に話がある。ちょっと付き合えよ」
車から降りて中のこいつに手を差し出すと
「……わかった」
そう言ってオレの手を取って車から降りた。

エントランスに着くと
いつにも増して使用人が揃っていて出迎えが仰々しい。

「え?何?今日何かあるの?」
と牧野もその異様な雰囲気に不安そうに聞いてくる。
「いや…何も聞いてねぇけど」
首をかしげながらもそのまま私室に向かおうとすると

「坊ちゃま!」
とタマが声をかけてきた。
「あ、タマさん。こんにちは」
と牧野が頭を下げるとタマも笑顔で応える。

「…ってそんな悠長に挨拶してる場合じゃありませんよっ!」
「あ?何がだよ。っつーかコレ何の騒ぎだ?」
ズラッと並んだ使用人の方に視線をやると
「それが、急遽予定が変更になって…」
とタマが答えようとしたと同時に
玄関の扉が静かに開いた。


誰かが入ってきた気配に振り返ると、そこには
「…司?久しぶりだな。また大きくなったか?
 このままだと俺も抜かされそうな勢いだな…」
「あら…。お客様でしたの?」

NYにいるはずの親父とお袋が並んで立っていて
ゆっくりとした動きでオレたちに近寄ってくる。

「そちらの可愛いお嬢さんは初めましてかな?
 お前も女性を連れ歩くような年になったんだな…」
と隣の牧野に小さく微笑むと
オレにも視線を合わせ紹介しろと促している。

「あなた、少しなら時間もありますし
 紹介して頂くのはあちらでお茶でも頂きながらにしましょう。
 …タマ。帰って早々で悪いけど、準備をお願いできるかしら?」
とお袋が言えばタマは頭を下げながらも
心配そうにオレと牧野をチラッと見た。

牧野に話したかった話もまだしてねぇのに。
お袋だけじゃなく
数年に1回会えばいい方の親父とまで
どうしてこのタイミングで鉢合わせなんかすんだよ。

でも、ここで適当にごまかしたって
後で調べて一般家庭の牧野なんて認めないと
徹底的に排除しようとしてくるに決まってる。

もちろん言った所で簡単に認めるとは思わねぇ。
だけど…牧野と生きていくためには
遅かれ早かれいつかはぶち当たる壁だ。

たとえ何年かかろうが
オレが隣に立たせる女はこいつだけだと認めさせてやる。


牧野は不安そうにオレを見上げているが
頭をポンと叩いて「大丈夫だ」と無言で伝えて
先を歩く親父とお袋の後を牧野の手をギュッと握ってついて行く。






いつも応援ありがとうございます♡

ツンデレ彼氏 11

道明寺のお母さんは前に写真で見た事があった。
その隣の男性は初めて見るけど…間違いない。絶対お父さんだ。

道明寺って将来こうなるんだ…ってくらいそっくりな見た目。
違う所と言ったら、穏やかで柔らかな雰囲気だと言う事くらい。


『ツンデレ彼氏』   第11話



握られてる手から道明寺の緊張が伝わってくる。

道明寺自身、ご両親にビックリしてたくらいだもん。
話があるって言ってたのと、これは別だよね?

紹介って言っても、
今はもうただの知り合いなだけなんだけど…。

あの2人を前にするとオーラに圧倒されて言葉が出なかった。

ゲストルームに着いて
促されるままご両親と向い合せに座る。

「…で?そちらのお嬢さんは?
 いい加減紹介くらいしてくれてもいいだろう?」
とあたしを見てフっと柔らかに笑う瞳と視線がぶつかる。

慌てて立ち上がって
「あのっ…。牧野つくしと申します!
 英徳学園2年生で、ど…司さんとは…」
そう言いかけたところで道明寺に手で制されて
そのまま座らされる。

「こいつは…牧野はオレの大事な女だ」
なんてご両親に向かってそんな事を言う。

…はっ!?

大事な女??
何言いだすの、こいつ…。

そんなあたしの驚愕なんて気にもとめずに
「へぇ…。つくしさんか。名前もかわいいんだな。なぁ楓?」
「えぇ、そうね…」
と道明寺のお父さんの言葉に応えるように頷く道明寺のお母さん。

「こいつと出会う前なら
 親父たちが選んだ相手との結婚だって疑問も不満もなかった。
 だけど、出会っちまったからにはもう無理だ。
 オレは政略結婚なんか絶対しねぇぞ。」

まるで宣言でもするようにご両親に言い放つ道明寺。

もしかして…。
お見合いの話とかが出てるのかな…?
話ってそれ?
お見合いなんかしたくないからって
元恋人のよしみでフリだけでもしてろとかそういう事??

状況が読めなくて隣に座る道明寺を見つめていると
道明寺の前に座っていたお父さんが
ゆっくりと立ち上がった気配がして

ドゴッ…

と鈍い音がすると同時に座っていた道明寺が床に転がった。

一瞬何が起きたのかと思ったけれど
すぐにそれが殴られた音だったんだとわかった。

あの道明寺を殴り倒せる人がこの世にいるなんて…。
突然すぎて何も言えずにそっとお父さんの方を見てみると


「司。てめぇは俺の事をナメてんのか?」
と、さっきまでの穏やかさが嘘のような鋭い瞳で
道明寺の事を見下ろしていた。

それはまるで道明寺がキレた時そのもので…
……ううん。もしかしたらそれ以上かも。

息が詰まりそうな程ビリビリとした緊張感が部屋を包む。

そんな空気の中でも道明寺のお母さんは
呆れたように小さくため息をついて紅茶をすすっている。

「…ッ。ってぇな!」
殴られた頬をグイッと拭う。
「お前は一体俺のどこを見て育ってきたんだ?
 少しはいい面構えするようになったかと思えばコレか。
 政略結婚はしねぇだと?ふざけてんじゃねぇぞ、クソが」
そう言いながら忌々しげに舌打ちをするお父さん。

「オレは…牧野と結婚してぇんだよ!
 牧野以外の女は考えらんねぇっ!
 こいつと結婚するためだったら何でもする。
 オレと牧野の事を認めるまでオレは諦めねぇからなっ!」
道明寺はガバッと立ち上がってお父さんを睨みつける。

そんな道明寺をしばらく黙って見ていたお父さんは
「……勝手にすりゃいいんじゃねぇの?
 結婚する、しねぇは本人同士の問題だろうが。
 それは俺が決める事じゃねぇよ」
とため息をつく。

「……あ?」
そんなお父さんに道明寺の勢いが止まる。

「一体お前はさっきから何の話をしてるんだ?
 いつ、俺達がお前に政略結婚なんて求めた。
 てめぇの女くらいてめぇで探せ。
 親に選んでもらおうなんて甘ったれてんじゃねぇぞ」

「…マジで…いいのか?」
そう言いながら道明寺は
力が抜けたように床にしゃがみ込んだ。

「あ?まだ言うか、てめぇ。
 ナメてんじゃねぇよ。何が政略結婚だ。
 俺がそんなダセェ事すると本気で思ってたのか?
 子供の結婚を利用しねぇと
 自分の家も守れねぇような腑抜けじゃねぇよ、俺は」
そう言ってフンと鼻を鳴らすお父さん。

「あなた。そのくらいになさい。
 まだまだ子供だと思って、
 将来の事を話してなかった私達にも責任はあるわ。
 つくしさんもごめんなさいね。
 驚いたでしょう?こんなだけど悪い人ではないのよ」
そう言って道明寺のお母さんは呆れたように小さく笑う。
「あ、いえ…」

「司が女の子連れて来るなんて
 初めてで嬉しくてカッコつけてたのによ…。
 ふざけた事言いだすからキレちまったじゃねぇか。
 お前のせいで俺のイメージが台無しだぞ。どうしてくれる」
そうムスッとしながら道明寺の額をコツンと軽く叩いて
「驚かせてすまなかったね。
 ご覧の通りのバカ息子だけど
 私達は司と、司の選ぶ人を信じるから。
 どうかこれからも司をよろしく頼むよ」
とあたしにふわりと笑った。

 
 


いつも応援ありがとうございます♡

ツンデレ彼氏 12

「つくしさん、またゆっくり。
 今度はうるさいのは放っておいて椿も一緒に女同士で」

なんて言ってくれた道明寺のお母さんと
連絡先を交換したのはいいけど
あたし達にはまだ問題が残ってる…。


『ツンデレ彼氏』   第12話


あれからご両親とは別れて
道明寺の私室に連れて来られる間も
道明寺はあたしの手をずっと握ってて…。

あたしはその繋がれた手を見ながら
何がどうなってるのか考えてみるけど、
さっぱりわからない。

だから思いきって聞いてみる。
「ねぇ。話が全然見えないんだけど。
 あたし達、1ヶ月前に別れたよね?
 それがどうして結婚がどうとかって話になるの?」
あたしが言うと
「……オレは別れる事に承諾した覚えはねぇよ」
「は!?」
「それなのにお前は…あいつと付き合うつもりだったのかよ?」
と聞いてるのはこっちなのに
拗ねた口調でそんな事を聞き返してくる道明寺。

「…あいつ?」
「田中だよ。さっきも一緒にいたじゃねぇか」
「…あぁ。付き合わないよ。
 ってまた言いそびれちゃったじゃない」
道明寺が急に出てきたからすごく驚いてたよね…。
明日またちゃんと話さないと…。


こうやって久々に
道明寺の顔を見て改めて思い知った。

くやしいけど
あたしの中はまだまだ道明寺でいっぱいなんだって…。


道明寺はあたしにとって唯一無二の存在で
やっぱり他の誰かにその代わりなんてできっこないんだよね…。


「それよりさ。今日はホントどうしちゃったの?」

この1ヶ月の間に何があったのかは知らないけれど
今までとはあまりに違う道明寺の雰囲気にあたしは正直戸惑っている。

どう接していいのかわからなくて2人でソファに座りながらも
なんとなく今までみたいに隣には座れなくて端に寄って距離を取ってしまう。


そんなあたしを追い詰めるように
腰をずらして距離を詰めたかと思うと抱きしめてくる道明寺。

「ちょっ…」
慌てて胸を押し返そうとしても
「…好きだ」
と初めて言われるその言葉に固まる。

付き合ってた1年間、
1回だって言わなかった言葉をどうして今さら言うの…?

それに別れたつもりはないって何よそれ。

この1ヶ月、あたしがどれだけ必死に
あんたの事を考えないようにしてたか知らないくせに。

そんなたった3文字の言葉で
あたしの心を簡単に引きずり戻すなんて。

ひどい。…ずるい。

しばらくするとゆっくり腕をほどいた道明寺は
「泣くな…」
そう言いながら親指で涙を拭われて
初めて自分が泣いてるって気が付いた。

「今まで悪かった…。
 これからは付き合ってんの隠したりしねぇし
 お前の事うんと甘やかしてやっからよ…やり直そうぜ?な?」
そう言いながら額に頬に小さくチュッチュッとキスをくり返す道明寺。

「なぁ…オレの事なんてもう嫌いになっちまったか?」
なんてあたしの顔を覗き込んで不安そうに聞くのはほんとにずるい。

だから
「…ずるい」
とそのまま言ってやった。

すると、フッと目を細めて
「あぁ…。ずるくても何でもお前を取り戻すためなら
 手段なんか選んでらんねぇからな?…なぁオレは嫌いか?」
と笑う顔はもうあたしの答えを確信してる。

「……」
ただそのまま認めるにはくやしすぎて黙っていると
「牧野…好きだ。すげー惚れてる。
 お前じゃなきゃダメだ。……愛してる」
「ちょっ…ちょっと待っ…」
「ずっと言いたかった。言ってこうやって抱きしめたかった
 ずっとオレのそばにいろって、離れるなって…
 それなのに…告白なんてされてんじゃねぇよ…。
 別れるなんて言ってんじゃねぇよ。なぁ…聞いてんのか、おい」
「ちょ…ほんとに待って。
 キャラが違いすぎてついてけない…」

「これが本来のオレだ。とっとと慣れろ」
そう言いながら甘い顔してキスを何度も落としてきた。




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ツンデレ彼氏 13

翌日。いつも通り登校すると

ドアを開けたあたしを見て
ザワザワしていた教室が水を打ったように静かになった。


『ツンデレ彼氏』   第13話


「お…おはよ?」
全員の視線があたしに注目していて何事かと思いつつ
とりあえず挨拶くらい…としてみる。

そのまましばらく時が止まったような時間が流れたかと思うと

「道明寺さんと付き合ってるって本当?」
「なんでも道明寺さんの長年の想いが実ったとか!?」
「そんな素敵な話どうして黙ってたのよ~」

なんてあっという間に囲まれて矢継ぎ早に質問してくるクラスメイトたち。

なんで付き合ってる事バレてんの?
それも道明寺が長年想ってたって何を?
素敵も何、何の事なんだかさっぱりわかんないんだけど…。

状況が把握できずに驚いてると

「本当、本当~」
「オレらがそばで見てたんだから間違いねぇって」

そんな声が後ろから聞こえて振り返ってみれば
そこにはニヤニヤした西門さんと美作さん。

「やっと司の想いが通じたんだから
 牧野の友達なら温かく見守ってくれるよな?」
と美作さんがウインクしながら言えば
女子はもちろん、何故か男子までポッとなってコクコクと頷いている…。
「…つーわけで。牧野ちょっと借りてくわ」
と西門さんに腕を引かれるままに歩き出す。

離れて行く教室ではキャー!と悲鳴のような声が上がっていた。

「ね…ねぇ!コレどうなってんの?
 なんで付き合ってるのバレてるの?」
何か知ってそうな顔の2人に聞いてみれば

「オレ達がそれとなく噂を流したんだよ」
と西門さん。
「は?噂??何のために!?」
「何のためって…。お前らのためだろうが」
と呆れ顔で美作さんが答える。

「じゃあ道明寺の長年の想いが
 どうとか何とか言うのも2人が言ったの?
 どうしてそんな嘘の噂なんて流すのよ。
 そんなの、ふざけんなって怒るよ、きっと…」
ブチ切れる道明寺を想像してため息をつく。

「あ?好きなクセに自分抑え込んでたんだから嘘じゃねぇだろ。
 司が家柄の差に悩んで悩んだあげく、お前への愛を取った…
 って純愛ストーリーにしてっから、お前らは今学園の憧れの的だな」
「それにお前が片思いなんて言ったら
 付き纏っただの何だの逆恨みされかれねぇからな。
 司だって文句言わねぇよ。心配しなくて大丈夫だ」

そう2人から説明されて、教室の出来事は理解が出来た。

だけど。
「…どうしてそんな事するわけ?」
この2人は今まであたし達の事をからかう事はあっても
首を突っ込んだり、世話を焼いたりするような真似はしなかった。
それがどうして嘘の純愛?ストーリーを学園に流すなんて
面倒な事をするのか…。

すると2人は顔を見合わせてからあたしの方を振り向いて

「あの合コンさ。俺たちが無理やり誘ったんだよ…」
「お前にフラれてからのあいつ、ひどかったぜ。
 魂抜けたみたいにボーっとしてっしよ。
 何食っても不味そーな顔してろくに食わねぇんだもんな。
 あれだったら暴れられる方がまだマシだったな…」

とあの合コンに道明寺の意思はなかった、
あたしにフラれてから落ち込んで見てられなかった、と
しつこいくらいに説明されて

「だから…な?合コンについてはもう許してやってくれよ」
「オレらももう2度と司は連れて行かねぇって約束っすからよ」
と2人で手を合わせて頭を下げてきた。

「はぁ…いいよ、もう。その事は怒ってたわけじゃないから…」
と言うより、あたしだって田中君とご飯に行ったんだから
おあいこなんだよねぇ…。

……。

「あ~ッ忘れてた!!」
「んだよっ!いきなりデカい声出すな」
耳を塞ぎながら怒る2人に

「ごめんごめん。
 あたし用事思い出したから!」
そう言って踵を返して走り出したあたし。

「おーい!司が呼んでたぜー?」
うしろから聞こえてきた声に
「あとで行くって言ってといてー」
と手を振りながら答えた。





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