FC2ブログ

Wherever you are 1

ども。
komaです。

ちょっとゆっくり水やりを…
なんて言ったものの
妄想畑を少し整理しただけで
このまま1週間ゆっくりしてても
結局サボってそうな気がするので(^_^;)

途中で息切れするかも
っていうか絶対すると思いますが
見切り発車します(笑)

…と、いうわけで。

新連載
「Wherever you are」
スタートします……が。

冒頭からドカンッといきますよ~♪

一応追記に本文を入れましたが
直接記事に飛んできてる場合は
この下に本文がありますので

第1話を読み飛ばすつもりの方は
スクロールしすぎに気を付けてください。

あ。本日は6時にも
SMILEの番外編「パパのお仕事」をアップします。

こちらはお砂糖の塊ですので
どうぞ安心してお召し上がり下さい(*´∀`)



では。
行きます。


3…
  2…
    1……


それっ。どっかーんっ(笑)

ご注意あそばせ♥


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



続きを読む

Wherever you are 2

ピィ―――――――ッ

ハッとして頭を上げる。
「やばっ。寝てた?」


『Wherever you are』   第2話


慌ててキッチンへ向かうとやかんの火を止める。

危ない、危ない。

紅茶でも飲もうとしたつもりが
いつの間にか
テーブルに突っ伏して眠ってしまってたみたい。

今日はちょっとハードだったからなぁ…

明日は休みだし
少しだけ夜更かしして読みかけの本を
読んでしまおうと思ってたけど…
これ飲んだら、やっぱ寝ちゃおっかな

そんな事を考えながら
マグカップを手に取ったところで
「オレにも珈琲淹れてくれよ」
なんて声が聞こえて

「はいはい…」
なんてもう1つマグカップを取り出そうと
腕を伸ばした所でピタリと止まる。

ここは独り暮らしのあたしの部屋だ。

いくらついついうたた寝しちゃって
寝ぼけてるって言ったって
お客さんを招いた覚えなんてない。

それに…この声って。

まさか、そんな事あるはずがない。
今のはきっと空耳だ。

そう思いながらも
1度大きく深呼吸してからそぉーっと振り返る。

するとそこには
あたしの予想通りの男が
テーブルに肩肘をついて座っていた。

「よぉ」
「……」
もしかしてあたしまだ夢の中?

「なんだよ。
 幽霊でも見るような顔してんぞ」
「……いっそお化けだって
 言われた方がまだ納得できるかも」

言いながら
本当に幽霊なんじゃないかと
思わずテーブルの下を覗いてみたけど
…うん。嫌味なほどに長い足はついてる。

靴脱いでないのはわざとなのか
NY生活が馴染すぎたからなのか知らないけどさ。

…とりあえず今はそこはいいや。
そう思ってしまうほどにあたしの頭は混乱してる。

視線を顔に戻したあたしに
「そんなにオレに会えて嬉しいか?」
なんてニヤニヤしてるこいつ。

「……何、してるの?
 っていうか。そもそもどうやって入ってきたの?」

驚きもある一定ラインを越えちゃうと
意外と冷静なんだとかそんな事を思いながら
とりあえず最初に思いついた疑問をぶつけた。

「鍵開いてたぞ。
 おまけに火かけたまま
 眠っちまうとかどこまで不用心なんだ、お前は」
呆れたように言われて

「あ…ごめん。気をつける」
なんて思わず謝ってしまった。

…ってそうじゃないっ!

「開いてたからって
 勝手に入ってくるんじゃないわよ!
 大体あんた仕事は?
 こんな所来るほど暇じゃないでしょ?」
あたしは今のこいつの生活なんて知らないけれど
付き合ってたあの頃だって
日本に帰ってくる事なんて数えるほどしかなかったのに…

「休暇取ってきた」
「は?」

「向こう行ってからほとんど休んでねぇんだ。
 休み取ったって文句言われる筋合いねぇよ」
そりゃ週休2日ってわけにはいかないとは思うけど
向こう行ってからって…8年も?
そう言われてみれば
記憶の中の道明寺よりは
少年っぽさが抜けて、少し疲れたような顔をしている。

…っていうか、ちょっと痩せた?

「ふ、ふぅん?だったら旅行でも行って来れば?
 あたしの所にやってくる理由にはなんないでしょ」
そうだ。
最大の疑問はそこ。

忙しい中、休暇まで取って
今さらあたしの家に勝手にあがり込んでるその理由が見当たらない。

「あほか。
 ただでさえ年中ジェットで飛びまわってるのに
 休みにまでどっか行きてぇとか思わねぇよ」
「だからそれがどうしてあたしの…」

「牧野…お前を取り戻しに来た」
そう言って道明寺はあたしをじっと見つめてきた。



 
いつも応援ありがとうございます♡

Wherever you are 3

「お前を取り戻しにきた」
久しぶりに向けられるあの射るような視線に

無意識に息が詰まって
しばらく動けなかったあたし。


『Wherever you are』   第3話


取り戻しにきた?

なによ、それ。
6年も経ってるのに…何を今さら。

道明寺の言葉に
嬉しさよりも先に湧き上がったのは怒りだった。

あたしがあの時
どんな気持ちで…別れを決断したと思ってんの?

道明寺の気持ちを疑ってたわけじゃない。
あたしの気持ちがブレたわけでもない。

だけどいつだって耳に届くのは
道明寺を守るための政略結婚の4文字で。

きっとそれが道明寺の未来にとって
一番いい道なんだって自分に必死に言い聞かせたのに。

あんただってそう思ったから
最初はあんなに拒否してた別れ話も受け入れたんでしょ?

それを…どうして
今さらそんな事言うのよ。

やっと忘れられそうだったのに。
次の恋に進もうって思えてきたのに。


「出てって!」
道明寺の腕を掴んで玄関へと引っ張って行く。

だけどドアを開けると
いつの間に振り出したのか外はどしゃ降りだった。

チラりと隣を見れば
どう見ても手ぶらの道明寺。

「……あんた、傘は?」
「オレがそんなモン持ち歩くと思うか?」

「雨の中どうやって来たの?」
「オレが来た時はまだ降ってなかった」

「SPさんとかは?」
「極秘で帰国したからつけてねぇ。
 オレがここにいるのを知ってんのはお前だけ」

「迎えの車…呼ぶ?」
「人の話聞いてっか?
 極秘だって言ってんだろ。
 それとも…このマンションのまん前に車停めてやろうか?」
ニヤリと笑われて
うっ…と言葉に詰まる。

こんな時に限って
あたしの傘も会社のロッカーに忘れてきちゃってる。

そんなあたしを見透かすように
「こんな雨の中、オレを放り出す気か?
 肺炎でも起こして死んだらどうすんだよ」
なんてまたニヤリと笑う。

「〰〰 っ。
 もうっ!今晩だけだからね!
 雨止んだらソッコー出てってよ!」
そう言ってドアを閉める。

「それと、靴!!
 あがるならちゃんと脱いで!」
指をさして言えば

「んな、カリカリすんなよ。
 心配しなくてもいきなり襲ったりしねぇよ
 お前がシたいって言うなら別だけどな?」
そう言いながら抱きしめてくる。

「やっぱ出てけ!!」
「ククッ…冗談だ。
 そんな飢えてねぇから心配すんな」

「…」
その言葉に黙ったあたし。
そりゃ、放っておいたってモテるんだろうし?
そもそも別れてるんだから
こいつが誰とどうしようと勝手なんだけど。

そんなあたしの微妙な空気を察してか

「お前、何か勘違いしてんだろ。
 オレの体はお前しか知らねぇからな。
 飢えてねぇっつったのは半分本気で半分は強がりだ。
 お前が目の前にいるっつーだけで何か安心しちまってんだよ」

「別にそんな事…」
「ま。喰っていいっつーなら遠慮なんてしねぇけどな」

なんてその言葉が本当なら
あたしだけが知ってるはずの
欲望の色を瞳の奥に見せた男の顔をして

背中がぞわっと震えた。

「…とりあえず何か食わせろよ。
 久々にお前が作ったモン食いてぇ」
クシャッと髪を撫でると
やっと靴を脱いで
さっき座っていたテーブルについた。



 
いつも応援ありがとうございます♡

Wherever you are 4

「急に言われたって残り物しかないんだからね」

勝手に人の部屋にあがり込んで
ご飯まで要求する傍若無人な客人に
あり合わせと冷凍していたおかずを並べた。


『Wherever you are』   第4話


自分にはさっき淹れようとしていた紅茶を
夜更かしのためではなく
一旦冷静になるために淹れて道明寺の向かいに座る。

それなのにこの男ときたら…

「なんだよ、隣じゃねぇの?」
なんてまた頭が痛くなりそうな事を平然と言う。

今は地方に行ってるパパ達が
こっちに遊びに来る時は
気軽に泊まってもらえるようにと
就職を機に引っ越してきたこの部屋は
駅からはちょっと遠いけど部屋も広くて
テーブルも一応4人掛けだ。

…そう言えばさっきは勝手に隣に座ってたんだっけ?
そんなどうでもいい事を思い出す。

「……」
わざと無視していると
「ま。これはこれで
 お前の事見つめながら食えるから悪くねぇけどな」
なんて肩を竦めて笑ってる。

「…休暇っていつまで?」
なんとなく甘ったるい空気を変えたくてそう聞いてみれば

「2週間くらいか?」
「そんなに?」
思ってたより長い休みに驚くあたしに

「今まで貰ってねぇ休みを考えりゃ短ぇよ。
 …でもまぁ。ガキん時にバカやってたツケが
 まわってきてた分を考えりゃ仕方ねぇ気もするけどな」

休みが短いと愚痴りながらも
休めなかったのは自分の未熟さのせいだと言う道明寺。

付き合ってたあの頃だって
道明寺がどれだけ努力してたかくらいは
わかってたつもりだったけれど
やっぱりあたしの想像してる以上に
道明寺の住んでる世界は過酷だったのかもしれない。

それが今じゃ副社長だもんね。

会ってない間も
きっとすごく努力してきたんだろうな…。

あの頃からそうだったって言われたらそうなんだけど
今じゃほんとに別世界の人って感じで
目の前であたしの作ったご飯を食べてるのに
どこか現実味がなくて、やっぱり夢なんじゃないかとも思う。

「…オレは実感わきまくりだけどな」
道明寺の声に首をかしげれば

「そのクセ、まだ直ってねぇんだな。
 カッコよすぎて実感わかねーなんて可愛い事言うなよ」
ククッと機嫌良さそうに笑う道明寺。

「…誰がカッコいいなんて言ったのよ?
 あんたのその思い込みの激しさも変わってないんだね」
ムッとしながらも
カッコいいってところは否定できないのが悔しい。

だけどそれを素直に言えるはずもなくて
窓の方へと視線を流せば、さっきよりも雨は強く降ってるようで。

これじゃ今さら追い返すってのも可哀そうか…。
なんてどこか言い訳めいた事を考えながら席を立つ。

「どこ行くんだ?」
「どうせ何言ったって泊まるつもりなんでしょ?
 だったら着替え出そうと思って。
 進のだしあんたには小さいかもだけど、ないよりマシでしょ?」

「…弟か、元気か?」
「うん。パパもママも相変わらずだよ。
 お義母様は雑誌でチラチラ見るけど…お義父様は?」

道明寺が道明寺司として生きると決断して
NYに飛ぶきっかけになったのは
お義父様が倒れた事だった。

道明寺があの会見を開いた時以来
お義父様の容態はマスコミには漏れていない。
それは道明寺側が株価への影響を懸念して
お義父様の容態が安定してるかのように
意図的に情報を操作し続けていたからだ。

でもだからって何事もなく過ごしていたわけじゃなかった。
あたしたちが別れ話をしてたあの頃も
お義父様の容態は芳しくなくて…。

幸い別れた後に
持ち直されたのは類たちから聞いてはいたけれど

別れを言い出したのはあたしでも
道明寺だって道明寺司として生きるために
あたしとの別れを納得して選らんだ…はずだ。

「検査入院って言いながらやたらサボってるが
 今はピンピンしてんぜ。
 でもまぁ、オレが休んでっから今は忙しいだろうけどな」
ザマーミロ。といたずらっぽく笑う道明寺。

「そんな無茶させて、また体調崩されたらどうするの?
 あんたこそサボってないで働きなさいよ」
そう言いながら着替えとタオルを脱衣所へ持って行くあたしは

__取り戻しに来たって言ったって
   またお義父様が倒れたりしたらNYに帰っちゃうんじゃないの?

ふとそんな言葉が頭をよぎって
道明寺に気付かれないように小さくため息をついた。



 
いつも応援ありがとうございます♡

Wherever you are 5

「……何?どうしたの?」

お風呂からあがってきた道明寺は
何故か置いておいた着替えを手に持って
今にも人を殺めそうなほどに凶悪な顔だ。


『Wherever you are』   第5話


「これマジで弟のかよ?
 あいつこんなにデカくなかっただろうが。
 …本当は誰の物だ?」
裸じゃないだけマシとは言え
Tシャツとパンツだけで出てきて
何を言うのか思えば…この男はまったく。

「あんたが最後に会ったのなんて
 あの子が高校に入学した頃でしょ?
 あれから何年経ってると思ってんのよ。
 誰に似たのか今じゃ家族の中でも断トツなんだから」
言いながら進むの身長を思い浮かべて
このくらいだと手をかざしてみれば漸く納得したのか

「ふぅん…そんなデケェのか
 弟にもまた会いてぇな…ここにも来たりすんのか?」
なんて言いながら漸く服を着ると
少し短い袖を腕を伸ばしてマジマジと見る。

「パパ達が泊まりに来た時とかにね。
 でも最近彼女出来てさ。
 デートで忙しいみたいよ?ほら可愛いでしょ?」
言いながらケータイを操作して
前に送ってもらった写真を見せる。

画面を覗き込んだ道明寺は
「へぇ…。
 少しは男らしい顔つきになったんじゃね?」
なんて進の顔をアップにしてる。

「そうじゃなくて、彼女っ。
 加奈ちゃんっていうんだけどね…」
言いながら隣を見上げれば
道明寺は画面から視線を外して
まっすぐに、真剣な顔をあたしに向ける。

「お前以外の女はどうでもいい」
「は…っ?今そんな話してないでしょ。
 進にはもったいないくらい可愛いでしょ?って…」

「オレに言わせれば
 可愛いっつーのはお前にしか当てはまらねぇ」
そんな言葉とともに顔を近づけてくるこいつ。

慌ててスッと唇の前に差し入れた。
それと同時にピタッと動きを止めた道明寺は
「…手ぇどけろっつーの」
不満そうな表情を浮かべる。

「調子に乗るなっ!」
「なんだよ。
 キスくらいいいじゃねぇかよ」

「ダメに決まってんでしょ」
「…チッ」
舌打ちをしながらも
あたしの反応は想定内だったのかスッと身を引いた。

「ほら、お布団も敷いたからもう寝よ?」
「…ベッドあんじゃねぇか」
不満そうに布団の奥にあるベッドを指さす。

「ベッドはあたしが使うの!
 一緒になんて寝るわけないでしょっ!」
「…チッ。
 夜中に寂しくなっても知らねぇぞ?」
なんてバカな事を言いながらも
素直に布団に入ったのを確認するとあたしもベッドに入る。

なんとなく道明寺の方は向けなくて
壁と向い合せに横を向いたけれど
全意識が背中にあって眠れそうにない。

いくら別だって言っても
ついパパ達が泊まる時と同じように
ベッドの隣に布団を敷いてしまった事を後悔した。

それでも
無理やり目を閉じて
「おやすみっ!」
とそれだけ言って布団を頭までかぶる。

「牧野、愛してる。…おやすみ」

それは付き合ってた頃、
仕事中で忙しいはずなのに
あたしが寝る前に電話をかけてきて
優しい声で毎日のように言ってくれてた言葉。

あの頃は
不思議とその言葉だけで安心して眠れた。

だけど
機械越しじゃない6年ぶりのその言葉は
あたしの心臓を刺激して余計に眠れなくさせた。




 
いつも応援ありがとうございます♡
プロフィール

koma

Author:koma
管理人komaの
くだらない妄想の世界へ
ようこそいらっしゃいました。

基本テイストとしては
ラブコメ風味の
ゆる~いつかつく道を
突っ走っております。

ご覧頂きありがとうございます♪
*カウンター*
 
*現在の閲覧者数*
ランキングサイト
素敵サイトがたくさん♡
 
*ランキング参加中*
 
 
*新着のお知らせだけ登録中*
komaの呟き。
 
 次回作…
まだ迷ってますが
 
メイドなつくしちゃん
 
なんて
どうでしょうかね?
(*´ω`*)?
 
 
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
素敵サイト様
*素敵なイラストなど♪* 管理人 まま様

*二次が生んだ二次作家様*
管理人 aoi様

*CP自在のファンタジスタ* 管理人 asuhana様

*イケメンイラスト&二次小説*
管理人 やこ様

*長編大作の巨匠様* 管理人 こ茶子様

*胸きゅん♡つかつく* 管理人 Happyending様

*カッコ可愛いつくしちゃん*
管理人 四葉様

*切なくも甘いつかつく*
管理人 きぃ様

*シビれるッ!つかつく♪*
管理人 lemmmon様

*とにかく司を愛する作家様*
管理人 蘭丸様

*世界観がkomaのツボ♡*
管理人 チムチム様

*めちゃカッコいい総ちゃん♡*
管理人 Gipskräuter様

*パワフルなつくしちゃん♪*
管理人 つくしんぼ様

*筆の向くまま、オールCP♡*
*ほっこり和む優しいつかつく*


*貴重なつかつく&総優さん♪*

*チャーミングなつかつく♡*

*鮮やかなつかつく♡*
イベントサイト
*つかつく*

   
   
 
*ALL CPコラボ*

   2017.10
 
ブロとも申請フォーム
  

    [ブロとも申請フォーム]へ

 
      申請の際は
  「ブロとも申請について」
  の記事をご覧になってから
    して頂きますよう
   お願いします(人∀・)