Forever love ~episode 0~

「「つくしお姉ちゃま、おやすみなさい」」
「はい。絵夢ちゃん、芽夢ちゃんおやすみなさい」
そんな挨拶をしてる隣で

「司も今着いたってさ」
と美作さんがニコッと笑う。


『Forever love』   ~episode 0~



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Forever love 1

★しれっと連載開始(笑)
  「First love」の続編のお話です。★




道明寺と付き合うようになって数か月。

喧嘩もするけど
あたし達の交際は順調だった。


『Foreve love』   第1話


いつもの非常階段で道明寺と並んでお弁当を食べる。

だけど最近、道明寺はそれが不満みたいで。

「どうしてオレがこんなコソコソと飯食わなきゃいけねぇんだよ。
 付き合ってんだから、お前もカフェテラスに来ればいいじゃねぇか」
「やだよっ。あんな目立つ所。
 あんた達と関わりがあるってバレると面倒なんだから…」
「…チッ」

付き合ってみてわかった事は
道明寺は案外嫉妬深いということ。

講義でたまたま隣に男の人が座ったのを見ただけで不機嫌になるし
女の先輩に飲み会に誘われたから行くと言えば
先輩は女でも飲み会には男もいるからダメだって言われて喧嘩になった。

その飲み会は結局1時間だけって約束で顔を出せたけど
時間キッカリに店の前まで迎えに来る始末。

そんな道明寺だからあたしと付き合ってるって事を
学園中に公表したいんだろうって気持ちはわかるよ?

でもそんな心配しなくても
あたしは道明寺と違ってもともとモテないし
恋人がいないからって言いよってくる人なんていないっつーの。

それにさ…。


「仮にあたしと付き合ってるなんて噂になったら
 滋さんの立場はどうなるのよ?」

世間一般には道明寺と滋さんは婚約者同士。

だけどそれは
本命の彼、海斗さんとの交際を隠したい滋さんと
余計なお見合いを避けたい道明寺とのカモフラージュ。

「…クソッ。やっぱりあいつとは何でもねぇって
 あの時にマスコミに発表してやればよかったか…」
不貞腐れた顔で大袈裟にため息をつく。

「人の恋路を邪魔する奴は
 馬に蹴られて死んじまえって言葉もあるでしょ。
 応援してあげようよ。滋さんと彼の事も」

「オレの恋路は邪魔されまくってんじゃねぇかよっ」
なんて本気で拗ねた口調で髪をガシガシ掻く道明寺を
不覚にもカワイイ…なんて思う。

「そうでもないと思うけどなぁ…」
「あ?」

あたしにとっても
こいつと付き合ってるって知られたら
道明寺家から反対されるのなんて目に見えてるんだし

自分の彼に婚約者がいるっていう特殊なこの状況に
思うところがないわけでないにしても悪い話じゃない。

「あたしは道明寺と一緒にいられれば
 今はまだそれ以上の事は望んでないし。
 滋さんのおかげであたし達だってこうやって平和なわけでしょ?」
そこまで言えば
道明寺もあたしの言いたい事がわかったのか

「オレは誰に反対されたってお前を離す気はねぇよ。
 …余計な心配してんじゃねぇ。
 お前は黙ってついて来りゃいいんだよ」
そう言いながらあたしをギュッと抱きしめた。


非常階段でそんな話をしていたその時
道明寺HD日本支社の最上階で


「……これはどういう事なのかしら?」
1人の女性が
数日後に発売される雑誌のあるページを見つめて
秘書の男性を睨みつけていたなんて事を

あたし達はまだ知らなかった。







★実は途中で煮詰まったまま固まってたりするんですが
 ケツに火がつけば妄想も活発化するんじゃないかと
 予告もナシに始めてみました(^^;)

 そんなわけでもしかしたら更新が途切れ途切れに
 なっちゃうかもなのですが、またお付き合い頂けると嬉しいです(*^^*)★





また応援よろしくお願いします♡

Forever love 2

ある日。
学園に行くとなんだかざわざわと騒がしい。

なんか…この雰囲気デジャブじゃない?
なんて事を考えているとやっぱりあの3人が現れた。


『Forever love』   第2話


な、なにっ!?
もしかして付き合ってるのバレたとか!?

前とは違って
思い当る節があるだけにやっぱり構えると

「ツッキー♪」
予想外の猫なで声で変なあだ名で呼ばれて
逆にブルッと寒気がした。


「この記事なんだけどぉ…
 ツッキーならもしかして何か知らないかなって思ってぇ」
そう言いながら出してきたのはやっぱり雑誌で。

前に撮られた時はすごい剣幕だったくせに
今度は媚でも売るような態度に首をかしげる。


あれから2人で外を歩いたりするのは
避けてたって言うのにいつ、何を撮られたっていうのよ?

そう思って写真を見たあたしは固まった。


「……滋さん?」
そこに写っていたのはあたしと道明寺じゃなくて

海斗さんの腕に絡みついて
仲睦まじく歩いている滋さんの姿。

帽子は目深にかぶっているけれど
滋さんが幸せそうなのは写真からもうかがえる。

「…滋さん、やっぱり可愛いなぁ」
まじまじと見ながら呟いたあたしから
浅井百合子はスパッと雑誌を奪い取る。

「可愛いじゃないですわっ!
 大河原滋さんには道明寺さんっていう
 申し分ない婚約者がいらっしゃるのよ!?これは浮気でなくて!?」
とワナワナと怒りに震えながら言う。

あぁ、なるほど。
世間的には道明寺が二股かけられた…って事になるのか。

学園内が騒がしい理由はわかったけれど

「…それとあたしとどういう関係があるわけ?
 気になるなら道明寺にでも聞けばいいじゃない」

「どっ…道明寺さんに声をかけるだなんて
 そんな図々しい事あなたくらいしか出来ないでしょう?
 ね?私たち友達よね?一言でいいの。
 こんなの嘘だって道明寺さんの口から聞いてきてくれない?」

嘘…じゃないんだけどなぁ。
それを口に出すわけにもいかないし
聞いてきたフリして嘘つくのも何か嫌だしなぁ…。

「あ、あたしだって
 そんなに仲良いわけじゃないから…じゃ、じゃあ…って、ぶっ!」
それだけ言って逃げようと踵を返した途端何かぶつかった。

それと同時に
「んな記事の真相なんか知るかよ。
 知りたきゃそこに写ってるサル女の所に行けばいいだろ」
頭の上から聞こえてきた低めの声にあたしがぶつかった物の正体を知る。

うへぇ…機嫌悪そうだな…。

そう思った通りに

「今度オレの前でその記事の話をしてみろ
 てめぇら全員ぶっ殺してやっからな!!」
そんな怒鳴り声も聞こえてきて

「ひぃっ…!!
 も、申し訳ございませんでしたぁ!!」
なんて悲鳴を上げながら浅井たちは
逃げるように走り去って行ってしまった。

「じゃ…じゃあ、あたしもこれで…」
そぉっと道明寺から離れて逃げようとしたあたしは

「お前はちょっと来いっ!」
なんて引きずられるように連行されて

一連の流れを遠巻きに見守っていた学生たちは

「…うわぁ。あいつ逃げ遅れてやんの」
「憂さ晴らしに殺されるんじゃね?」

なんてあたしを憐れむ声を出す人や

「やっぱりあの記事本当なんだ…」
「今回の件、道明寺家側は黙ってないだろうな…」
「婚約破棄なんて事になったら
 もしかして私たちにもチャンス到来?」

なんて道明寺が二股かけられて荒れていると
目を合わせないように必死になる人や
あわよくば新婚約者の座を狙う女子たちもいて

チラッと道明寺を見上げてみれば
こいつもその声が聞こえているのか
額には青筋が何本も浮かんでいた。





いつも応援ありがとうございます♡

★ガチリレー、ついに回ってきました。
 キーワードは「真っ赤な・スケスケ・ベビードール」さぁ、どうすっか(笑)★

Forever love 3

道明寺があたしを引っ張って行った先はカフェテラス。
そこには花沢類たちも揃っていて

「よっ!司。牧野連れなんて珍しいな」
なんて道明寺の不機嫌なんて気にせずに笑う。


『Forever love』   第3話



あたしをソファに座らせると
その隣にドカッと腰を落とす道明寺は
今までにないくらい不機嫌なオーラを纏っていた。

「おーおー。穏やかじゃねぇなぁ…」
「ま、世間的には二股かけられた男って言われてんだ。
 そりゃ不機嫌にもなるだろうよ」
なんて西門さんと美作さんは苦笑いを浮かべる。

「実際は牧野一筋なのにね?…ククッ」
そう言って笑う花沢類には
無言で近くにあったクッションを投げつけた。

クッションとは言え、ボスンッと重たい音を立てて
「痛いよ、司。
 やつあたりしないでよね」
ムッとする花沢類にもう1つ投げつけようとする
道明寺の腕を掴む。

「もうっ。やめなよ。
 花沢類が悪いわけじゃないじゃない」
そう言えば投げるのはやめたものの
今度はあたしをジト目で睨みつける。

「な、何よ…。
 写真撮られたのはあたしのせいでもないんだから…」
今までにない迫力に怯みながらもそう言ってみれば

「オレが気にくわねぇのはそこじゃねぇっ。
 お前、オレとそんなに仲良くねぇっつったよな?」
なんてあたしの鼻をきゅっと摘まみながら不機嫌な顔を向ける。

何を怒ってるのかと思えば……。

浅井たちと話してたの聞いてたのか。

「あの場合ああ言うしかなかったじゃない。
 仲良しだなんて言ったら何言われるかわかんないし?」
ため息をつきながら答えると

「こっちがバレねぇようにコソコソしてんのに
 あっちは堂々とデートなんかして撮られてんだぞ?
 これ以上、オレ達の事を隠す必要なんかどこにあんだよっ!」
「そ、それは……」
詰め寄られるように言われて言葉に詰まったその時、

道明寺のケータイが鳴り始める。

ポケットから取り出したケータイのディスプレイを見ると
「チッ…」
と舌打ちを1つして通話ボタンをタップした。

「てめぇっ!ふざけてんじゃねぇぞ!
 散々こっちの恋路を邪魔しておいて
 何のん気に撮られたりしてんだよっ!……あぁ!?うっせ、黙れ!」
ケータイを耳に当てると同時に怒鳴り出した道明寺に
電話の相手は滋さんだと知るには十分で。

小さくため息をついて道明寺からケータイを奪うと
「もしもし?滋さん?
 記事読んだよ。大丈夫?」

『つくしーっ。ごめんね、トチっちゃった…。
 さっきパパからも電話あってさー。今日の晩に話すつもり。
 でもその前にさ、今日ちょっと会えない?』
その声がいつもより少し元気がないような気がした。

「今日は家庭教師じゃないから大丈夫。どこがいい……」
そこまで言うとまた道明寺がケータイを取り上げる。

「こいつに会うならうちで会え。
 お前を狙ってる記者がどこにいるのかわかんねーのに
 牧野連れてフラフラさせられるかっ!」
そんな事を怒鳴るとブチッと電話を切る。

「でもよー。
 こんな記事が出ちまったらさすがに
 お前らもうかうかしてらんねぇんじゃねぇの?」
と西門さんはどこで手に入れたのか、
例の雑誌をペラペラと捲りながら言う。

「だな。第一司のかあちゃんが黙ってるとは思えねぇよ。
 すくなくともこの記事で司と滋が
 上手くいってねぇってのはバレただろうからなー」
と美作さんもコクコクと頷く。

「…牧野。あんたの事がバレるのも時間の問題だよ。
 覚悟しておいた方がいいかも」
なんて花沢類まで、やけに真剣な顔で言う。

「……道明寺のお母さんって怖いの?」
そう恐る恐る聞いたあたしに
3人が揃えて頷く姿にクラッと眩暈がして
思わずこめかみを押さえたあたしの隣で

「つべこべ言った所で
 事はもう動き出してんだから
 これからは堂々とオレの隣を歩いてろ」

なんて事を言う道明寺は不敵に笑った。




いつも応援ありがとうございます♡

Forever love 4

いつまでも騙しきれる相手じゃねぇ事くらいは
オレにだってわかってたし

そもそもが本命の女がいるのに
いくら形だけだっつっても
他の女と婚約してるなんて状況がふざけんなって話だ。


『Forever love』   第4話


それは昨日の事だった。
邸に帰るとタマが妙に真面目な顔つきでオレに近寄ってくる。

「…なんだよ、タマ。
 辛気臭ぇ顔してっとあの世に誘われちまうぞ」
そんなオレの軽口に反論するでもなく

「……奥様が坊っちゃんをお待ちです」
ポツリと呟いた言葉に
オレはとうとうこの日が来たのかと覚悟を決める。

ババァの書斎のドアをノックすれば
「お入りなさい」
と久しぶりに聞く声がする。

部屋に入り、手前のソファにドカッと腰を落としたオレに
小さくため息をつくと

「時間がないので単刀直入に伺うわ。
 牧野つくしさんとの関係は?」
予想通りの話題を直球で投げてくるババァ。

「あいつはオレの女だ」
とオレも包み隠さず答えてやる。

「大河原さんとはどうなってるのかしら?」
「あいつとは最初から何でもねぇよ。
 婚約者って事にしておく方が
 お互い都合がよかっただけだ」
フンっと鼻を鳴らすオレに
そう…、と小さく頷くババァ。

やけに聞き分けがいいと眉をしかめると

「婚約の件はこれから大河原側と話し合うとして、
 あの娘と深く関わるのはおやめなさい。
 調べてみれば、一般家庭の学生らしいわね?
 学生のうちに遊ぶ相手にしても
 うちとは到底釣り合わない相手なのよ? 
 もう少し道明寺家の跡取りとしての自覚をしっかり持っ…」
べらべらと聞き捨てならねぇ事を話し続ける
ババァの言葉も最後まで聞く事もなく

「うるせぇっ!
 誰が遊びで付き合ってるなんて言ったよ!?
 オレはあいつと結婚する気で付き合ってんだよ。
 てめぇらの決めた相手なんかと誰が結婚なんかするかっっ!!」
捨て台詞のように吐き捨てると
ババァの書斎を後にした。

部屋の外で様子を伺っていたらしいタマは
「…もうちょっとマシな話し合いはできないのかねぇ」
と大きくため息をつく。

「うっせ。
 どう言ったって結果は変わんねぇよ。
 ババァがどう言おうがオレはあいつを手放す気はねぇし
 わけのわかんねぇ女と結婚なんて考えられねぇ」

「そりゃそうかもしれませんけどねぇ。
 もっと言い方ってモンがあるでしょうよ。
 つくしの立場も考えてやっておくんなまし」
とそんな言葉に
タマの心配はオレではなく牧野にあると知る。

いつの間にか牧野と仲良くなってたタマは
あいつがこの邸に来ると隙を見ては
美味い饅頭があるだの何だのと言って自分の部屋へと誘うくらいだ。

オレとの関係がこじれて
あいつがこの邸に寄りつかなくなるのが心配なんだろう。

「年寄りの楽しみには興味ねぇが
 オレがあいつじゃねぇとダメなんだ。
 しょうがねぇからタマの楽しみも頭の片隅には入れといてやるよ」
ニヤッと笑うと踵を返して歩き出した。





「…ってワケで。
 啖呵切ってきたからお前がコソコソした所で
 ババァにはとっくにバレてんだよ。
 まぁ、この記事を事前に知って調べたってトコじゃね?」
そう牧野に言ってやれば

「はっ…!?
 あんた勝手になんて事してくれてんのよっ」
なんて頭を抱えてやがる。

「だから言ってんだろうが。
 お前は何も心配しねぇでついて来りゃいいってよ」

遅かれ早かれ
ババァとはケリを付けなきゃ
オレたちの未来はねぇんだ。

お前は何があろうとオレが守ってやっから
オレのそばを離れんじゃねぇぞ?




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