ペットショップ

※本日、「明日咲く花」様にて6:00にアップされた物と同じです※

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SS100 Coloful Story 〈NO.11

本文の最後にあとがきを
少しだけ足させて頂いております(^^)







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ペットショップ 2

やっと牧野に想いを伝えられた。

オレとしてはこのまま
牧野と付き合ってラブラブになる…はずだった。


『ペットショップ 2』


「お前に会いたくて通ってたんだ」
そう言ったオレに真っ赤になる牧野。

これはイケんじゃねぇの?

なんて思って
「オレと付き合って…」
くれないか?
そう続けようとした言葉は

「牧野と付き合いたないなら、
 犬嫌いを克服しないと認められないよ?」
と奥から出てきた男が口を挟んできた。

「オ、オーナー!いつからそこに…」
真っ赤な顔のまま焦ってる牧野。

「結婚もしてねぇのにガキなんていたらやべぇだろ。くらい?」
とクスクスと笑いながら牧野の頭をポンポンと叩く。

気安く牧野に触ってんじゃねぇよ。

「おい。オーナーだか何だか知らねぇけどよ。
 牧野が誰と付き合おうがてめぇに関係ねぇだろ」
いいトコなのに邪魔すんじゃねぇよ、と睨みつけたオレを無視して

「牧野、よく考えなよ?
 付き合うだけならいいけどさ。
 もしもだよ?この男と結婚する事になったりしたら
 一生犬飼えないかもしれないよ?
 あんた犬飼うのが夢なんでしょ?いいの?」
そう牧野に言ってやがる。

そして牧野はその言葉にハッとしたように
真っ赤だった顔を真っ青にさせた。

…犬が飼えるかどうかはそんなに重要なのか?
その答えは牧野の顔を見てれば明らかで…。

「……わかった。克服すればいいんだろ?」
そう言って牧野の抱いてる仔犬に恐る恐る手を伸ばすオレに
「ど、道明寺さんっ!いいですからっ。
 苦手なのに…そんな無理なんてしないでください」
慌てて仔犬を隠すようにオレから離れる牧野。

「牧野は将来犬が飼いたいんだろ?
 だったら叶えてやりてぇんだ。
 お前を手に入れるために必要なら犬なんて怖くねぇよ」
そう言ったオレに

「ふぅん?意外と頑張るじゃん」
とニヤッと不敵に笑うオーナー。

「ほら。教えてくれ。
 犬はどう接してやれば嫌がられねぇんだ?」
「あ…えと。
 まず自分の匂いを嗅がせてあげると安心しやすいです。
 上から手を出すと怖がる子もいるので下から…こうやって」
牧野の言うとおりにそっと手の甲を差し出せば
スピスピと鼻を鳴らしながらオレの手を臭う犬。

しばらくそうして匂ってた犬が舌を出してペロっと舐める。
その感触に思わずピクッと反応しちまったが

「あ。道明寺さんの事気に入ったみたいですね。
 ほら、尻尾もこんなに嬉しそうに振ってる…」
と犬よりも嬉しそうに笑う牧野の顔を見てると
自然と両手でそっとその犬を抱き上げていた。

大きなオレの両手の上にすっぽり乗りそうなほど小さくて
持ってるか持ってねぇかわかんねぇくらい軽い犬。

オレに抱かれた途端、急に動き出そうとするから
落とさねぇように思わず自分の胸の方に引き寄せると
「わ。上手です!
 この子もすごく気持ちよさそう…」
そう言いながら仔犬を覗き込む牧野の顔がすげぇ近い。

牧野との距離がこんなに縮むなら…
犬もそんなに悪くねぇかもしれねぇな。

そんな事を思いながら手の中の小さな温もりにフッと微笑む。

「…ま。第一段階は合格かな」
オレらを黙って見ていたオーナーは
クスッと笑うと牧野に
「今日はもうあがっていいよ。デートでもしてきなよ」
とオレから犬をスッと抱き上げながら言うと奥に入っていった。

2人になると
「あ…ごめんなさいっ」
オレからパッと離れようとするその手を取って
「オーナーの許可も出たんだ。
 オレとこれからデートしてくれねぇか?」
そう言いながら手の甲にチュッと音を立ててキスを落とせば

牧野は真っ赤な顔でコクンと小さく頷いた。



~ to be continue... ? ~
 



★あとがき★

asuhana様へと献上させて頂いた
「ペットショップ」の続編です。

本当なら「幼なじみ」のストックを
もう少し作りたい所なんですが
煮詰まりモードで短編ばかり浮かんでます…(^_^;)

ま、そんな事はおいといて(笑)

突然出てきた、曲者のオーナー。
小さなペットショップって設定なので
さすがにミスマッチかな~と思いつつ。
名前は出しませんでしたが
キャラ自体はまんま類をイメージしております(笑)

そんなオーナーの許しも無事?得た坊っちゃん。
つくしちゃんとのデート権をGETです。

前回の時点で両想いだったはずなのに
いまだ付き合えてもいない2人…。

この続きはまだ何も考えてないんですが
一応カテゴリを独立させて
1話完結の短編のシリーズ化しようかな?なんて
これまたゆるゆるな事考えてます(*-∀-*)ゞエヘヘ

そんなワケで
続きは…未定ではございますが
続編を楽しんで頂ければ幸いです(*^^*)



koma




いつも応援ありがとうございます♡

Regret 前編

「本年も大変お世話になりました。
 来年も何卒よろしくお願いいたします」

商談相手との会食後、別れ際にそう言われて
もうそんな時期なのかと車に乗り込む前に空を見上げた。


『Regret』   前編




__4年後迎えに行きます。

その約束を果たしてやれなかったあの日、
オレはあいつを手放した。

あいつに与えてもらった物は
そのどれもがかけがえのないもので
あいつがいなけりゃ今のオレがねぇのは確かだ。

だが逆に
恋人らしい事もろくにしてやれないまま
4年も待たせた上に
約束すら守ってやれなかったオレは
あいつに何を与えてやれたのだろうか。

オレがいなけりゃ
会う事さえもままならない恋愛なんてせずに
あいつが言っていたような
“ありふれた幸せ”ってやつを掴んでたはずだ。

約束の日から2年も経っちまった今年の春、
オレは漸く東京に日本支社長として帰ってきた。

時々アポもなしに押しかけてくる
総二郎たちの話を聞いてる限りじゃ
あいつは今もこの東京の空の下にいる。

それが嬉しいのか苦しいのか
自分でも答えが出せないまま、結局会う事は出来ずいた。


「久しぶりに日本で迎える年末はいかがですか?」
前に座っていた西田にそう問われ
「…年末だって事も忘れてた。
 どうりでくそ忙しいわけだよな…」
とここ1週間ほどろくに寝てない事に気付いて顔をしかめる。

そんなオレの文句とも愚痴ともとれる言葉に
口元を少しだけ緩ませた西田は
「申し訳ございません。
 ですが、本年度の業務はこれで終了となります。
 久しぶりの日本で過ごされる年末年始をゆっくり過ごされてください。
 私も実家にてたまには親孝行して参りたいと思います」
なんて事を口にした。

「…あ?
 これで終了って…休み何日あんだよ?」
「3日までの予定となってますので、明日から6日間でしょうか?」

「6日…」
NYに飛んでからこんなにまとまった休みなんて取れた事もねぇ。
それを急に休みだって言われたって
どうリアクションをとればいいのかさえわかんねぇぞ。

「今年も残すところあと3日です。
 どうぞ、悔いのない一年をお過ごしください。
 私はもう少しだけ業務が残っておりますのでこちらで失礼します」
それだけ言うと、西田は車を降りる。

悔い…

後悔なんてオレには縁のない言葉だと思ってた。
でも今、その言葉に当てはまる物が1つだけある。

あいつの手を離した事が唯一の後悔。
だがそれも2年も前の事で今さらどの面下げて…

あいつがオレを待っててくれてるはずもねぇのに。

そこまで考えてその思考を
吐き捨てるように大きく息を吐くと
シートに体を沈みこませた。

……違うな。
オレがいない所で幸せになってる
あいつを見るのが怖ぇだけだ。

そうだ。
何を怖がってる。

たとえあいつはそうじゃねぇにしても
オレにとっちゃ
あいつのいねぇ毎日に意味なんてねぇって
そんなわかりきった事…それこそ今さらだろうが。

怒鳴られようが殴られようが
あいつが待ってねぇっつーなら
こっちから追いかけりゃいいだけの話じゃねぇか。




 
いつも応援ありがとうございます♡

★つくしちゃんBD企画なのにつくしちゃん出てこない…
   でもちゃんとつかつくなので!それでお許しを~っっ(笑)★

Regret 中編

追いかけようにも今のオレは
あいつがどこにいるのかなんて知らねぇ。

少し迷って、
ポケットからケータイを取り出すと電話をかけた。


『Regret』   中編


普段はケータイの意味をなさねぇほどに
繋がらないこの番号を選んだのは
認めたくはねぇが
結局、こいつに聞くのが一番早ぇと思ったから。


10コールくらいした頃、ようやく
『……何?』
と面倒くさそうな声が聞こえた。

「…おぅ。類か?」
『俺のケータイにかけたんだからそうでしょ』

「…なんだよ機嫌悪ぃな。
 なぁ、お前さ。…牧野の連絡先知らねぇ?」
『…司から電話なんて
 珍しいと思ったらやっぱりそんなとこ?』
電話の向こうで小さく息をつく。

「うっせぇ。
 いいから知ってるのか知らねぇのか答えろよ」
『そりゃ知ってるけど…今日は牧野予定入ってるよ?』

ただでさえ年の瀬なんだ。
さすがに暇なわけはねぇと思ってた。

それに予想はしてたが
相変わらずこいつらの距離は
今日の予定をさらっと答えられるほどに近いのかと思うと
考えてもしょうがねぇとわかっていてもため息が漏れる。

「何時になってもかまわねぇ。
 メープルのBARで待ってるって伝えてくれてねぇか?」
連絡先を教えろ、でもよかったが
こっちの番号は変わってねぇのに
かけてこないのは、つまりそういう事なんだろう。

『あそこって何時までやってたっけ?』

BARは確か1時くらいまではやってたはずだ。

それより遅くなるなら
さすがに今日会うのは無理か?
…っつーかそんな遅くまで何してんだよ。

「…そんなに遅くなんのかよ」
『んー…わかんない。
 でもお酒飲むと牧野寝ちゃうし
 一度寝たらいつも起こすの結構時間かかるんだよね』
そんな類の言葉に
思わず眉がピクッと動いた。

「……ちょっと待て。
 牧野の予定ってなんだよ」
嫌な予感がしながらも一応聞いてみれば
『ん?俺とご飯行くんだけど?』
と予想通りの答えが返ってくる。

「あぁ!?
 だったら最初からそう言えっつーのっ!
 なぁ…それまた今度にしてくれねぇか?」
てっきり仕事か何かだと思ってたのに
よりにもよって類と飯って何だよっ!

『…やだよ。
 俺だって今日行くために
 珍しく仕事頑張ったんだからね』
なんてとても責任ある立場の人間の言い草とは思えない
駄々っ子のような声にガクッと頭を垂れる。

でもまぁ…
今年は何故か年末年始の休暇なんてモンを与えられたが
オレだっていつもだったらこんな時期に
誰かと飯に行く時間を確保するのは簡単じゃねぇ。

どっちから誘ったのかなんて知らねぇが
類だって秘書にこき使われながらも
なんとか時間を確保したんだろう。

仕方ねぇ、とここは折れてやる事にした。

「…はぁぁ。わーったよ。
 じゃあ、せめて早めに切り上げてくれ。
 あと酒もあんま飲ませるな。
 あいつと話がしてぇんだ。……頼む。」
ため息をつきながら言う。

『…しょうがないな、もう。
 じゃあ21時にはそっちに送ってあげるよ』
「あぁ…サンキュ」

『え?司がお礼言った?…キモチワル』
なんて失礼な事を言いながら
電話の向こうでククッと笑った類はそのまま電話を切った。




 
いつも応援ありがとうございます♡

Regret 後編

20時半。

仕事じゃねぇ時に
何をすればいいのか思いつかなくて
結局かれこれ2時間、1人で飲んでいた。


『Regret』   後編



__ピロンッ。

とLINEを告げたケータイを見てみれば

『もうすぐそっち着くよ』
なんて類からのメッセージ。
「いつもの個室にいる」
と返しておく。

もうすぐあいつに会える…。
最初に何て言えばいい?

いくら久しぶりだと言っても
あんまり堅苦しいのはダメだ。
オレとあいつの間に壁なんていらねぇはずだ。

そんな事を考えながら画面をなんとなく眺めているうちに
とんでもねぇミスに気付いちまった。

「……やべぇ。
 今日ってあいつの誕生日だったのかよ」
頭を抱えて独りごちる。

そうか…。
だから類の奴も
絶対邪魔が入らねぇように仕事詰めて
あいつを祝ってやるつもりだったのか。

毎日が時間との戦いで、
今日が何月何日の何曜日かどころか
下手すりゃ昼か夜かさえ曖昧な日々だった。

あいつ飯は食ってきたんだよな?
だとすれば今からじゃ
せいぜいケーキくらいしか用意できねぇぞ、おい。

それでもあいつは
文句なんて言わねぇと思う。
「ありがとう」
って笑って美味そうに食うんだろう。

でもそれじゃオレの気がすまねぇ。

もう一度やり直したい。
2度とお前を手放したりしない。

それが伝えられるような何かじゃねぇと…。




「……久しぶり。元気だった?」
類に連れられてやってきた牧野は
オレの所に来ると聞かされてなかったのか
部屋に入って目が合った瞬間でっけぇ瞳を
落っこちるんじゃねぇかって程に見開いてししばらく固まっていた。


「あ。そうだ。
 支社長になったんだよね?おめでとう」
「お?…おぅ」

送るだけ送った類はさっさと帰っちまって2人きり。

牧野の左手に指輪がねぇ事にホッとしたり
別れた時よりまた綺麗になった理由を
勝手にあれこれ想像してムッとしたり
さっきから感情が忙しくて落ち着かねぇ…。

オーダーしておいたケーキが運ばれてくると
「え?覚えててくれたの?ありがとう」
なんて美味そうに食う。

そうやって好き嫌いもなく
何でも美味そうに食うお前を見てるのが好きだった。

これから先もこうやって
一番近くでお前を見ていてぇんだ。

「わり…。言い訳するわけじゃねぇが
 さっき今日が28日だって気付いてよ。
 だから、それしか用意してやれなかったんだ」
「そうなの?
 でも十分だよ、ありがとう」
きょとんとした顔で首をかしげる。

「いやそれじゃオレの気がすまねぇ。
 なんかとびきりのモンはねぇかって考えたんだけどよ。
 でもお前は金で買えるモンは喜ばねぇだろ?」
「へ?うん…まぁね。
 あんたが買う物っていちいちとんでもないからねぇ」

「だからオレの人生まるごとやるよ」
「……は?」

「で、来月にオレの誕生日あるだろ
 その時にお前の人生まるごとくれよ」
オレがたどり着いた答え。
それはこれから先の人生を全部お前に捧げる事だ。

「…バカじゃないの、あんた」
「おぅ。でもお前が思ってるほどバカじゃねぇぞ?
 オレの誕生日まで34日ある。
 その間にもう一度オレの事を好きにさせてみせる」

自信満々に言いきったオレを
しばらく黙って見ていたこいつは
わざとらしいくらいに大きなため息をつく。

「やっぱバカだ。
 思ってた以上に大バカだよ、あんた。
 もう一度好きになるなんて絶対無理だから」
呆れたような顔で言われて
一瞬心臓が止まったような気がした。

いい返事が聞けると思ってたわけじゃねぇが
まさか即答でそんな言葉が返ってくるなんて事も思ってなかった。

「……」
何も言い返せないオレをまたじーっと見てたこいつは
困ったようにクスッと笑う。

「…だってあたし、
 あんたを好きじゃなかった時期ないもん。
 “まだ”好きなんだから
 “また”好きになるなんて無理に決まってるでしょ」
バーカ、と最後に声に出さず口の動きだけで伝えると

何事もなかったかのようにケーキを頬張り始めた。


~ fin ~



 
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