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たとえ、何度でも。 4

「遅ぇよ、司」
「うっせ。これでも空港から直行してんだよっ」

いつもの店に行けば
総二郎とあきら、そして珍しく類の姿まであった。


『たとえ、何度でも』   第4話


ガキん時のようにしょっちゅう顔を合わす事はなくとも
時々総二郎かあきらに声をかけられ集まるこの時間は
目の前の相手と腹の探り合いをしなくていい唯一の時間。

「そういや、総二郎。
 お前今日見合いだとか言ってなかったか?」
あきらにそんな事を言われて総二郎はうんざり顔を返す。

「あぁ。いちいち断るのも
 面倒くせぇっつーのによくやるよ…あきらも先週だっけか?」
「あー…そうそう、やったわ。
 でも今回は向こうから断ってくれるだろうから心配してねぇけど」
そんな事を言ってニヤリと笑うあきらに首をかしげる。

「…なんだよ。
 悪い顔してんぞ。何した?」
「ククッ…。何もしてねーよ
 ただ…相手の母親を知ってるだけ?」
他言するなとばかりに口に人差し指をそっと当てる。

「はぁっ!?あきら、いくら年上っつったって
 そんなババァにまで手ぇ出してたのかよっ」
「違ぇよっ。オレと別れた後に
 前の旦那と離婚して今の旦那と再婚したみてーだな」
面白そうに話す2人にオレはため息をもらす。

「そういや司は見合いで暴れて以来、話来てねぇのか?」
「あぁ…。ババァも後始末するの面倒なんじゃね?」

総二郎がそう言うのは

2年ほど前に一度だけ
騙し討ちみてぇな形で見合いをさせられた事があったが
オレはその場でブチ切れて、もちろん見合いもせずに帰った。

その直後にババァからも
「もっと自覚を持て」だの何だの言ってきたが
「次からも同じ事をする」と断言してやったから
見合いの話はババァが断ってんだろう。

「ねぇ、司」
それまでソファに寝ころんだまま
オレたちの話を聞いていた類が話しかけてくる。

「じゃあ司は、結局今も牧野なわけ?」

「お、おいおい…」
あきらが気まずそうな表情を浮かべる。

そりゃそうだろう。
こいつらなりに気を使ってたのかどうか知らねぇが
オレの前でその名を出さなくなってもう何年だ?

「ハッ…!あんな女、もう何とも思ってねぇよ」
そう言いながらも
久しぶりに聞いた名に感情が揺れる。
こんな感覚も久しぶりだった。

「まぁ…そりゃそうだよな」
「あれから何年経ってるって話だし?」
オレがキレなかった事にホッと息をつきながら
あきらと総二郎は肩を竦める。

…そうだ。
あの頃のオレとは違う。
オレはあいつの事なんて…

そう心の中で呟いたオレに

「ふぅん…?
 じゃあいいよね?俺が牧野口説いちゃっても」
類はニコッと笑って首をかしげる。
「……」
無視するように何も答えなかったオレの代わりに

「…まさか牧野に会ったのか?どこでだ?」
総二郎たちの反応を見る限り、
こいつらもあれ以来あいつには会ってねぇんだろう。

「ん。この間、偶然見かけてさ
 就職でこっち戻ってきたみたい
 …でも俺たちの事は何も覚えてなかったけどね」
「はっ!?覚えてねぇってなんだよ。
 おい類っ。わかるように説明しろっつ―の」
そう促され類が話したのは

あの当時、たまたまテレビに映った漁村の屋台に
あいつの姿を見つけて、時々会いに行っていたとか

それもなくなって類も何年も会ってなかったうちに
頭打って、英徳にいた頃の記憶がねぇって気付いたとか

「あの頃さー…牧野は隠してるつもりみたいだったけど
 俺の顔見る度に司思い出しちゃうのが辛そうだったんだよね。
 だから会いに行くのやめたんだけど…。
 今はそんな心配ないし、司も未練ないならいいよね?
 あー…でも今彼氏いるとか言ってたかな…」
ペラペラと聞いてもねぇ話を続ける類。

…あの雨の夜に
オレを裏切っておきながらその記憶ごとねぇってなんだよ。

今さらお前の事なんて何とも思ってねぇ。
だけどあの頃のオレにとってお前は全てだった。

それなのに
全部なかった事にして自分は彼氏も作って幸せだと?


__許せねぇ。


「あの女…どこまでも人をバカにしやがって。
 あいつにも同じ苦しみを味あわせてやらねぇと気が済まねぇ。
 オレに惚れさせてから今度はこっちからゴミみてぇに捨ててやる」
ギリッと拳を握りしめながらポツリと呟いた言葉に

「お、おいおい…滅多な事言うなよ…」
オレを止めようとした総二郎の言葉に被せるように
「んー…
 あの頃は牧野も司が好きなのかなって思わなくもなかったけど
 記憶もない今の牧野が今さら司に惚れるとは思えないんだけど?」
そんな事を言い出したのは類。

「類~…頼むからちょっと黙ってろ。
 司もいちいち挑発に乗ったりするなよ?
 そんな事して何になるってんだ。バカな真似はよせ」
あきらが頭を抱えながらそう言ったような気もするが

オレはその場で牧野の今を調べろと西田にメールを打っていた。



 
いつも応援ありがとうございます♡

たとえ、何度でも。 3

「…つまり。今の牧野には
 英徳に通っていた約2年間の記憶がないって事?」

あの後も2人から質問攻めに遭った結果
どうやらあたしは高校2年間の記憶がないらしい。


『たとえ、何度でも。』   第3話


曖昧に頷いてはみたものの
聞かれたところで
記憶がないんだからピンとはこないんだけど。

「でも…記憶喪失なんて……」
あまりに現実味のない状況になんとなく落ち着かない。

「…あっ!あん時じゃね?
 ほら、今井さんとこのちーちゃんが
 堤防から落ちそうになったのかばって
 姉ちゃん一緒に砂浜に落っこちちゃったじゃん?」
進がポンッと手を叩いて言う。
「あぁ…そんな事もあったね」

確かにあの時なら頭は打ってたかも。
ちーちゃんを抱っこしたまま落ちて
全身あちこち痛かったんだけど
幸い特に怪我もなかったから病院にも行かなかった。

「それ、俺知らない」
「そうでしたっけ?姉ちゃんが落ちたのは、
 花沢さんが来なくなってからだったっけなぁ…?」

「え…?」
今の言い方だと
それまでは村にも来てたって事?

あの何もない村にこんなキラキラな人が??

「…じゃあ、
 欠けた記憶に関わる人物に今日まで会わなかったから
 牧野自身も記憶がない事に自覚がなかったって事か…」
「俺も姉ちゃんが花沢さんの事聞いたりしてなかったし…」
納得したようにうんうんと2人で頷いている。
 
「あの…花沢さん」
「それやだ」

「へ?」
「あんたにさん付けで呼ばれるのやだ」

「…じゃあなんて呼べば?」
「前みたいに花沢類でもいいし、類でもいい」
その言葉を聞く限りあたしは
この人を花沢類とフルネーム?で呼んでいたんだろうか。

「えと…じゃあ、類?」
「うん」
ニコッと満足そうに笑う顔にドキッと心臓が跳ねる。
進の言うように初恋っていうのも、あながち嘘じゃないのかも?

最初に会った時からそうだけど
どうしてだかこの笑顔に逆らえる気がしない…。

「あたし達って仲良かったの?」
「んー、牧野はどう思ってたかわかんないけど
 俺は牧野に会いたいから会いに行ってたよ?」
「へ?」

何かさっきからこの人
どこかつかみどころのない言い方ばかりじゃない?

「…プッ。
 牧野のそういう顔久しぶりに見た」
「…?」

「困った小動物みたいな顔」
「~っ!!」

人の事をからかって!
文句を言おうとしたあたしを無視するみたいに
お腹を抱えて笑っていたくせに今度は
さっとケータイを取り出して

「牧野の番号教えて?」
なんて言うと
まるで悪気なんてなさそうな顔でニコッと笑う。

ため息をつきながらも番号を伝えると
すぐにあたしのケータイを鳴らして
「それ、俺の番号ね」
そう言うと今度は進に近況を聞いたりしてる。

「類って、もしかしなくてもすっごくマイペース?」
「そう?」
「自覚がない所がまた…」
ガクッと頭を垂れながらもなんとなく
この掛け合いが心地いいような…そんな気がした。





「へぇ…記憶喪失?漫画みてぇ」
「でしょ?あたしもいまだにピンとはこないんだけど
 進も類も嘘言ってるようには見えなかったなぁ…」

数日後。
同僚の沙紀の紹介で知り合った健ちゃんは
あたしより3つ年上で、とても穏やかで優しい人。

何度か会ってるうちに気が合って
付き合い始めて3ヶ月になる。

初めは会うとなったら外食ばかりだったけど
健ちゃんがいつも払っちゃうから時々は
スーパーで買い物してあたしがご飯を作る。

「うーん…」
「何?どうしたの?美味しくない?」

「いや、美味いよ。そうじゃなくて
 その2年間に彼氏とかいたのかなって。
 俺が初めての彼氏だって思ってたのに…やきもち?」
「あははっ!まさかぁっ!
 だって英徳だよ?あたしなんて見向きもしないよ」
あんなお金持ちしかいないような学校で
あたしと付き合うような人なんていないと思う。

ケラケラと笑うあたしに
突然キスをしてくるから顔が熱くなる。

「そんなのわかんないだろ…?
 まぁ、キスだけでテンパるくらいだし信じるけど。
 でも、俺的にはそろそろもっと色々したいんだけどな…?」
そう言ってあたしを覗き込むみたい首をかしげる仕草に
なんて返せばいいのかわからなくて視線は合わせたまま黙ると

「…ふはっ。
 ゆっくりでいいよ。
 したいのは本当だけど焦ってるわけじゃないから」
しょうがなさそうに笑うとあたしの髪をクシャりと撫でてくれる。
 
…わかってる。
大人なんだし、付き合うって事はそういう関係にもなる事だって。
いい加減そろそろ覚悟決めなきゃダメだよね…。



 
いつも応援ありがとうございます♡

たとえ、何度でも。 2

座った途端、さっきまで彼を見ていた視線が
あたしに集中したような気がして

とにかく居心地が悪い。


『たとえ、何度でも』   第2話


周りの視線はもちろんだけど
不思議そうにあたしを見る彼の視線が一番気まずい。

まだカフェに入ったばかりだけど
進が来ないか、とかチラチラと通りの方に視線をやると
さっきの白いスポーツカーが路肩に止まっていた。

「…やっぱり事故ったのかな」
あの運転じゃここに来るまで無事だった方が不思議だもんね。
けが人とか出てなきゃいいんだけど…

「あ。あれ?俺の車。乗ってみる?」
なんて楽しげな声が聞こえる。

「え?あれ?あの白い車あんたの車なの!?」
「うん。そうだけど?」

「あんたいつもあんなムチャクチャな運転…
 …って言うかあんな所に車停めたら迷惑でしょうがっ」
そう言いながら車を指さしてみれば

「さっきは牧野に似てるなーって思ったら
 本当に牧野でさ。ビックリしたからたまたまだよ。
 車は…たぶんそのうち誰か拾いにくるから大丈夫」
「……ごめん。何言ってるのかわかんない。
 それにたまたま同時に店に入っただけかと思ってたのに
 あなたどうしてあたしの名前まで知ってるの?」

「……?
 牧野こそ何言ってるの?」
珈琲に伸ばしかけていた手を止めて怪訝な顔つきであたしを見る。

「何…って、どっかで会った事あったっけ?」
「…牧野?ふざけてる?
 それとも…俺には会いたくなかったって事?」

必死に記憶をたどってみるけど思い当るけど
やっぱりダメだ。こんな人知らない。

「えーっと…」
それでも傷ついた表情を浮かべるこの人が
嘘を言ってるようにも見えなくてどう答えようかと悩んだその時、
「姉ちゃんっ!遅れてゴメン!」
と進が走って来るのが見えた。

「進っ!遅いっ!!」
助かったとばかりに振り返る。

「ごめんごめん…電車乗り間違えちゃってさー」
一応急いできたらしい進はそう言うと
テーブルの上にあったあたしの水に口をつける。

「…進って、牧野の弟の進?」
そう声をかけられて初めて向かいに座るこの人に気付いた進は

「えっ…。花沢さんっ!?」
と驚いた顔をする。
「え?あんたの知り合いだったの?」
進の友達がたまたまあたしを知ってただけ?
なぁんだ、それならそうと言ってくれたら…

疑問が解決したとホッと息をつきかけると

「…え?姉ちゃん、何言ってんの?」
と今度は進にまでジト目で睨まれて
「ね?さっきからこの調子なんだ。
 なんか俺、嫌われちゃったみたい」
とこの人も進に助けを求めるようにため息をつく。

「姉ちゃんが花沢さんを?
 まさかぁっ!初恋の人なのに!
 久しぶりだから照れてるだけですよ、きっと」
ケラケラ笑いながらとんでもない事を言い出す。

「初恋っ!?そんな訳ないでしょ!」
「…姉ちゃん、照れ臭いのはわかるけど
 さすがにそれは失礼だよ。あんなにお世話にもなったのにさ」
今度は笑ってた顔を真顔にして責めるような目つきになる。

お世話になった?
いつ?お世話になるくらい親密なら忘れるわけないでしょ?
…でも、2人は話が通じてるみたいだし…。

「……ねぇ、牧野。
 ほんとに俺の事わかんない?」
そう聞いてくるこの人の視線に
耐えられなくて頷いてから少し俯いた。

「じゃあ、西門総二郎、美作あきら。
 この名前に聞き覚えはある?」
「…知らない」

「じゃあ司は?道明寺司」
「……知ら、ない」

「姉ちゃん!何言ってんだよ!
 いくらあんな形で英徳を中退したからってさぁ!」
進が怒ってる所をみると
今聞いた3人の名前もあたしに関係があったんだろうか?

それに英徳って…あの有名な英徳学園のこと?
あんなお金持ち学校こそあたしに関係ないでしょうよ。

「英徳…?」
首をかしげたあたしに

「……牧野。高校ってどこだった?」
と聞いてくる。
「え…村の第2高等学校?」
「それは村に来てからだろっ。
 高校2年の冬までは英徳学園に通ってたじゃん!」
進に言われても何言ってるのかわからなくて

やっぱり、この人は進の知り合いで
2人であたしをからかってる?なんて疑いながらも

3年間通っていたはずの母校の記憶は
最後の1年間だけしか思い出せない事に気が付いた。




 
いつも応援ありがとうございます♡.

★もうお気づきですかね?こちらのお話…
  雨の別れ分岐+つくしちゃんの記憶喪失です★

たとえ、何度でも。

「ったく。進ったらまた遅刻だよ」
小さな漁村から就職を機に上京して来て3年。

同じく大学進学のために上京してきた
弟の進は待ち合わせに時間通りに来た事がない。


『たとえ、何度でも』   第1話


ピロンッ。と鳴ったケータイを見てみれば
『ごめん姉ちゃん。30分遅れるっ』
とこれも何度見たかわからないおなじみの文章。

いつもと違うのは
遅れてもせいぜい10分くらいなのに今日は…

「30分!?この寒いのにそんなの待ってらんない!
 …あ、ちょうどお腹空いたしあそこ入ってよっかな」
見渡すとちょうど交差点の向かい側に
テラス席もあって可愛い雰囲気のカフェがある事に気付いて

進にもそこで待ってると伝えて向かう。

大通りのせいなのか
頭が食べる事にスイッチされたからなのか
赤信号がやけに長く感じる。

ようやく向こう側の信号が黄色になって
そろそろ変わる…と思ったその時、

ガシャンッ!と大きな音がして
事故でもあったのかと思ってみてみれば
真っ白なスポーツカーが急ブレーキを踏んだだけみたい。

…む、むちゃくちゃな運転する人がいたもんだ…
あれで免許取れたの?
まさか、無免許とかじゃないでしょうね?

そう思いながらも信号が漸く青になると
そのスポーツカーに注目していた信号待ちの人たちも
一斉に歩き出して、あたしも足を踏み出す。

その人ごみの中で
「…牧野!」
って呼ばれたような気がして
振り返ってみたけど、誰が呼んだのか
そもそも本当に呼ばれたのかもわからなくて
首をかしげてる間にチカチカと青信号が点滅した事もあって
カフェへ再び向かった。

「いらっしゃいませ。
 ご案内しますので少々お待ちください」
店内に入ってみると満席ではないものの
それなりにお客さんで埋まっていて忙しそう。

言われた通りにしばらく待っていると
「お待たせいたしました。
 こちらのお席へどうぞ!」
と待たせたからだろうか?
妙にニコニコと愛想のいい店員さんが
あたしを連れてきたのはテラス席。

「あ、あの…できれば店内がいいんですけど」
まさかテラス席に案内されるなんて
思ってなくて希望を言わなかったのが悪かったのかと
店内の方にチラリと視線を向けると

「いいじゃん、別に。
 俺、寒いのも好きだしさ」
なんてすぐ後ろから声が聞こえて慌てて振り返ると

「や。久しぶり」
とにっこりと屈託なく笑ってあたしの頭をポンポンと撫でられる。

「えーっと…」
「戻って来てるなら連絡くらいしてくれればいいのに。
 とりあえず珈琲?お腹空いてるなら何か食べる?」
なんて言いながらすでに案内された席に座っている。

その光景を今風に言えば「インスタ映え」ってやつだろうか?
間違いなくここは東京なのにパリかどこかに見えてくる。

そう思ったのはあたしだけじゃなかったようで
カフェの前を歩いている女性も店内の女性の視線も
彼へと集中しはじめていた。

テラス席に座ってるだけで絵になる男なんてすごすぎない?

「では、ごゆっくりどうぞ」
ペコリと頭を下げて行ってしまった店員さん。

…もしかしてあたしと2人だと思ったって事?
そりゃあ、こんな男が客として来たら女付きでも
テラス席に案内したくもなるかぁ…。

なんて店員さん目線で考えると妙に納得しちゃって
連れじゃないと説明しに行こうと踵を返すと

「別にいいじゃん、一緒でも。
 こんな寒い所に1人とかやだし。付き合ってよ」
とにっこりと笑う。

…さっき寒いの好きとか言ってなかった!?

そう文句を言おうと思っても
ニコニコと無邪気そうに笑う顔に勝てる気がしなくて

「ま、いっか…」
小さくため息をつくと
向かい側にストンと腰を落とした。




 
いつも応援ありがとうございます♡

★結局籠った甲斐もなくストックはほぼナシ…(--;)
  でもまぁ、これ以上籠ってると冬眠しそうなので(笑)
   マイペース更新になりそうですが新しいお話始めてみまーす★
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ようこそいらっしゃいました。

基本テイストとしては
ラブコメ風味の
ゆる~いつかつく道を
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