ごあいさつ。~はじめにお読みください~

初めての方は必ずお読みください。

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DEAR… 1

「ほらよ…これだろ?
 お前が貸してほしいっつってた本」

カフェテラスで勉強してる牧野の頭に
牧野にだけ見せる甘い顔でポンと本を乗せる司。


『DEAR…』   第1話


「…った。あ!そうそうコレッ。
 ありがとう道明寺。…しばらく借りてて大丈夫?」

カフェテラスに司が入ってきた時から
周りの奴らはザワザワと騒いでたのに
牧野だけは目の前の参考書に夢中で
声をかけられて初めて司に気付いたって感じだ。

「あぁ。別にオレは使わねーし。
 いつでもかまわねー…っつーかお前が使うなら持っとけよ」
自然な動きで牧野の隣のイスに座る司。

「は?ダメだよ。
 この本いくらすると思ってんの!?」
「知るかよ。んな事に興味ねぇ…
 ってかお前また痩せたろ?ちゃんと食ってんだろうなオイ。
 バイトやら勉強やら頑張んのもいいけどよ…
 それで倒れてたら意味ねーぞ?わかってんのか?」
そう言いながら近くのウエイターを呼び止め
牧野に気付かれないようにオーダーを済ませる。

「食べてるよ。あんたは保護者かっ!
 ……あ、ねぇ。ここわかんない。ヒントちょうだい」
そう言って牧野が参考書を横にずらすと
司も覗き込んで自然と頭がくっつきそうな程近づく2人。

「どこだ?……あぁ。こりゃこっちの応用だな。
 こっちの公式を当てはめて…それからこう…」
「…あっ。そっか、なるほど…
 うん、わかった…。ありがとう」
牧野は理解するとまた参考書に意識を集中させる。

そんな牧野を頬杖をつきながら見つめる
司の視線は俺から見たってどこまでも甘い。

しばらくすると
ウエイターがパスタを運んできた。

それを受け取って
フォークで小さく巻き取ると

「おい、口開けてみ」
と牧野の肩を小さく叩く。

参考書に集中したままの牧野は
視線は本に向けながらも
んー?とか言いながらも素直に口を開ける。

そこにフォークをそっと入れる。

「わ。美味しいっ!」
口の中に食べ物が入って初めて
意識が司へと向くのも相変わらずだけど

それでも牧野の瞳は
司を映す時だけ見せる色に変わっている。

「お前コレ好きだろ?」
なんて司は嬉しそうに次の一口を
クルクルと巻いては牧野の小さな口へと
せっせと運んで世話をやいている。




「相変わらず仲いーね、こいつらは」
「あぁ。甘すぎて吐きそうだ」
そんな2人を俺と一緒に眺めていた
総二郎とあきらもうんざり顔でため息をつく。

傍若無人なオレ様男の司と
意地っ張りで素直じゃない牧野。

高校時代、付き合ってすぐの頃は
顔を合わせれば些細な事でぶつかり合ってた。

『喧嘩するほど仲がいい』
なんて言って茶化していたのもほんの少し前なのに

あの頃からは
とても想像できない自然体の2人。


そんな2人は誰がどう見たって
仲のいいカップルの日常だ。

それなのに…


「…ったく。
 付き合ってた時より仲いいってどうなんだよ」
「あぁ…。こいつら見てると
 別れたなんていまだに信じらんねぇんだよなぁ…」


この光景を見て誰が思うんだろう。
この2人がもう恋人同士じゃないなんて。





いつも応援ありがとうございます♡

「手放したくない女」あとがき & 次回からは…

「手放したくない女」

まずは最後までお読み頂きありがとうございました(*^^*)


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手放したくない女 24

あぁぁぁ…っ。
支社長があんまりしつこいから言ってしまった…。

直視できずに瞑っていた目を少し開けてみると
支社長が頬を赤くしたまま固まっていた。


『手放したくない女』   第24話
         ~10万拍手御礼企画~




こいつ今なんつった…?
こいつの周りにオレ以外に支社長っていねぇ…よな?

「お前の好きな奴って…オレなのか?」
確認するように聞いたオレに小さく頷く。

……っつーかよ。
どうしてそれでクビになるとか思うんだ、こいつは。
うちに「社内恋愛禁止」なんてルールはなかったはずだぞ。

それにこいつがいつオレのストーカーになった?
食事誘ったり邸に泊まらせたりしてんのも
全部オレだろうが。付き纏われた覚えなんてねぇぞ?

そばにいるのはお前がオレの秘書で仕事だからだろ?

「それではっ。おっ、お疲れ様でしたっ!!おやすみなさいっ」
それだけ言うと慌てて車を降りようとしてるこいつ。

このままこいつを逃がしたら
オレは明日の朝には今の言葉を
全部なかった事にして上司と部下として接しなきゃなんねぇって?

マジでバカなんじゃねぇの、こいつ。

「ふざけんなよ」
そう言って腕を捕まえると
ビクッと肩を震わせてゆっくり振り向く。

「…やっぱりクビですかね?」
なんて泣きそうな顔で言うこいつは
どうやらオレの気持ちなんてモノには全く気付いてねぇらしい。

…あぁ。だからクビになるとか思ってんのか。
オレが今どれだけ浮かれてんのかわかってねぇんだな。


「んな事言ってねーだろうが。
 それよりよ…このままお前を帰したら
 結局眠れなくて寝不足になんじゃねぇかよ」
「は…っ!?いやいやいやっ。
 ほんとに支社長には迷惑かけたりしませんから。
 今のは酔っ払いの戯言くらいに思って
 今日はぐっすり眠って、キレイさっぱり忘れて…」
こいつの言葉の続きを聞きたくなくて掴んだ腕を引き寄せてキスで塞ぐ。

「だから寝て忘れるのが嫌だっつってんだよ。
 好きな女に告られたっつーのに何が悲しくて忘れなきゃなんねぇんだ」
唇を離して瞳を覗き込みながら言えば
パチパチと瞬きを繰り返す。

「……」
「……」

「…なんとか言えよ」
「あ…いや、えっと…。支社長もしかして酔ってます?」
そう言って首をかしげるこいつ。

「あ゛!?」
「ひぇ…っ。じゃ、じゃああたしが酔ってるのか」

「グダグダとうるせぇな…」
もう一度チュッと軽くキスをする

「お前が酔ってんのかは知らねぇが聞き間違いじゃねぇぞ?
 オレもお前が好きだって言ってんだよ。なんでわかんねぇんだよ」
ぎゅっと抱きしめると
ガチガチに力が入っていた体から少しずつ力が抜けて
オレの背中に細ぇ腕が回された。




***1週間後***


「支社長~っ!!」
仮眠室にいるオレを探す声が今日も響いている。

「またサボって!
 ダメですよ。今日はこんなにやる事あるんですからっ」
そう言って相変わらず足で扉を開けてやがるこいつ。

「おい。下着見えんぞ」
そう言ってニヤッと笑ってやれば
「セッ…セクハラ!
 西田さーん!これはもうセクハラですっっ」
なんて西田を呼ぶ。

「あ?オレの場合何言ってもセクハラにはなんねぇよ」
「どうしてですかっ!」

「オレとお前が恋人同士だから?」
そう言いながら髪にキスをしてから
こいつの抱えてる書類を取り上げてデスクに向かう。

「~~っ!!」
頬を赤くして黙っちまったつくしにククッと笑う。

「コレ。18時までに片づけたらデートだからな?」
「……公私混同です」
「あ?だったらデートできなくてもいいのかよ?」
「……考えておきます」
そう言ってプイッと顔をそむけるその頬は確かに赤い。


ドサッ…。

不快な音にデスクを見てみれば
書類の量が倍になっていた。
「……なんだよこれは」
それを置いた西田を睨みつけてみれば

「これも含めて20時までに終われば
 明日は牧野さんと2人でオフというのはいかかでしょう?」
「…お前まで公私混同してていいのかよ?」
「無理にとは申しません」
そう言って書類を下げようとする西田を止める。

「だぁっ…クソッ!
 つくしっ。デートは20時からだ。わかったな?」
そんなおいしい条件出されたら
意地でも片づけなきゃなんねぇじゃねぇか。
舌打ちをしながら書類に手を付けるオレに

「はいっ!楽しみにしてます」
とにっこり笑うつくしの顔を見て
俄然やる気になるオレも相当イカれてる。

でもそれも悪くねぇ。
こいつを手放さねぇためなら何だってやってやるよ。



~ fin ~

★あとがきは10分後に~★



いつも応援ありがとうございます♡

手放したくない女 23

「お前は今日も
 オレの安眠を妨害する気か?」
ムッとした顔でしつこく聞いてる支社長。

そんなの言ったら絶対気持ち悪がられれて
クビになるに決まってるのに言えるワケないじゃないっ。


『手放したくない女』   第23話
        ~10万拍手御礼企画~



牧野に好きな奴だと!?
それもこいつがストーカー気味になるほど?

てっきりこいつは恋愛には疎くて
付き合ったりしても淡白な方だと思ってたのに…。
そんなに好きなのかよ。

河村の報告じゃ特に男の影もなかったから油断した。

こんなん慎重になんて動いてたら
マジでそいつの所に行っちまうかもしれねぇじゃねーかよっ。

そんなオレの焦りにも一切気付かないこいつは

「あたしの好きな人が誰か気になって
 眠れないなんてあり得ませんよっ。
 支社長には興味本位でも
 あたしにとってはクビがかかってるも同然なんですからっ」
なんて牧野意味わかんねぇ事言いながら
頬を膨らませてやがる。

っつーか、
好きな奴言っただけでクビってなんだよ。
相手はそんなやべぇ奴なのか?

……まさか。

「…そいつ、結婚してんのか?
 不倫はやめとけよ。絶対幸せになんてなれねぇぞ?」
「なっ…。そんなワケないじゃないですかっ」
即座に否定されて、内心ホッと息をつく。

だったらどんな奴なんだよ。

あぁ…クソッ。
相手は誰だよ。気になってしょうがねぇっ。

それでもこいつはのらりくらりと躱し続けて

食事が終わってこいつを送って行く車の中でも
見えない相手への嫉妬でイライラしてるオレに

「……そんなにあたしってあぶなかっしいですか?
 別に支社長に迷惑かけるような事なんてしませんよ?」
なんて怪訝な顔つきをする牧野。

「もうじゅうぶん迷惑かかってんだよ。
 このままじゃ気になって明日から仕事も手につかねぇな」
「は?」

「っつーかその前に寝不足で倒れるかもしんねぇな」
「そんなバカな…」

「そうなって困るのはお前と西田だぞ?
 それが嫌なら吐け。……相手は誰だ?」
まっすぐにじっと見つめると
気まずそうに視線を泳がせだす牧野。

やっぱりお酒やめなきゃダメだ、とか
どうしてあんな事ポロッと言っちゃうかなこの口は、とか
クビだ、もう絶対クビだ、とか

頭を抱えながらブツブツと言うこいつは
好きな奴がいると漏らした事への後悔の念が止まらない。

しばらくして大きくため息をつくと
覚悟を決めたのか、真っ赤な顔をこっちに向ける。

「……クビだけは勘弁してくれます?」
なんて事を聞いてくるこいつは
マジでオレがお前をクビにするなんて思ってんのか?

昼間だって
辞めるっつったって認めねぇって言ったのを覚えてねぇのかよ。

お前が今誰を好きだって言ったとしてもだ。
力づくでもオレに振り向かせればいいだけだろ?

その為にもお前をクビにして手放すなんてあり得ねぇ。

「あぁ。約束してやる。
 仕事さえしっかりしてればそばに置いてやる」
オレが頷くとホッと小さく息をつく。

「……今日ゆっくり寝て、
 明日の朝には忘れて今まで通りに接するって約束してくれます?」

こいつはバカか。
一晩寝て忘れるような事をこんなにしつこく聞くかよ。

それでもここは頷いておかないと
やっぱり言わないとか言いだすに決まってると無言で頷く。

それを確認した牧野は
すぅぅ…っ、はぁぁ…っと深呼吸を
何度か繰り返すとオレに向き直り

「あたしの片思いの相手は………支社長です」

真っ赤な顔でたった一言そう言った。





いつも応援ありがとうございます♡

★明日でラストッ!★
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