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気が付けばすぐそこに 18

へぇ~…すごっ!
今のBBQってこんなにお洒落なんだ?

てっきりテント貼って
汗だくになりながらやるんだと思ってたのになぁ。


『気が付けばすぐそこに』   第18話


買い出しも必要なくて
食材もカットされた状態で準備されて
道具もセッティングされてる会場は
どちらかと言えば女性の多いうちの課のみんなも大満足。

「安田さんやるじゃんっ」
「うん。インスタ映えもバッチリだよね」
「あっちに小川があって
 森の散策も出来るんだって。後で行ってみる?」

幹事の安田さんを褒めたり
パンフレットを見てキャッキャッと盛り上がったり

「それに私服だと印象違う?
 安田さんなんてココのセッティングも完璧だし株急上昇じゃない?」
「うんうん。カッコいいよね」

なんて普段は見る事のない私服のセンスのチェックまで。

「……」
なんとなく他の人と自分の服装を見比べて
もう少しお洒落してきても良かったかな…なんて思う。

だってアウトドアだったら
動きやすくて日焼けしにくい格好がいいかな…って。

でもみんなスカート穿いてたり
街中にいるのとそんなに変わらない人も多い。

いや、別に合コンじゃないんだから
見栄をはる必要なんてないんだけどさ。
少し前に買った服着て来ればよかったかな…なんて。

そんな事を考えてる間も
周りでは男性社員の品定めが続いていて

「赤井さんもなかなかいい感じじゃない?
 ね。牧野さんはどう思う?」
なんていきなり話題を振られて慌てた。

「う、うん。
 爽やかでいつもほど怖くない…かも?」
赤井さんを見て言えば
「確かに!イメージ変わるよね」
とうんうんと頷いたけれど

「でも彼女いるっぽいよね、赤井さん」
もう1人が残念そうにため息をつく。

「え?そうなんですか?」
課の人の誰に彼女がいるとか全然知らないけど
普段があの感じだし
そういう話題もなかったからなんとなくフリーなのかと思ってた。

「いや、私も直接聞いたわけじゃないけどね。
 LINEのアイコン!あれ絶対彼女の写真でしょ」
「私も思った!意外と彼女にはデレるタイプだったり?」
見てみたい!と騒ぐ2人に
アイコンなんて気にしてなかったあたしは
そっとケータイを取り出して確認してみる。

すると、
顔はほとんど見切れてるし上手く光の調節もしてあって
ハッキリとはわからないように工夫してるけど
カフェかどこかで撮ったような女の人の写真だった。

へぇ…。みんなこういう所で判断するんだ。
あたしなんて今これが赤井さんだって気付いたよ…。

1人をチェックすると他の人も気になって
メンバー一覧でチェックしてみれば
既婚者はお子さんとかがやっぱり多くて
その他は自撮りの写真だったり
綺麗な景色やお洒落な食べ物だったり。
気にして見てると意外とおもしろいかも。

安田さんは…猫の写真だった。
瞳がクリクリで毛もふわふわしてそうで可愛い。
うわぁ…触ってみたいなぁ。
この子安田さんの飼い猫?今度聞いてみよっかな…。

なんて思ってると

ピロンッ。

とLINEの新着を告げたあたしのケータイ。
ポップアップを見てみれば送ってきたのは道明寺さんで。

『BBQ楽しんでる?』
なんてメッセージ。

また変な心配してるのかなー、なんて
クスッと笑いながら

『はい。楽しいです』
と打ち返しながら、道明寺さんのアイコンを見て手が止まる。

これ…。

今日変えた…っていうか、
このアイコンにしたのはついさっきのはずだ。

だって…だって。

アイコンになってる写真に写ってるこの人。

後ろ姿とは言え、今日のあたしの格好と一緒だし、
背景は確認するまでもなくココだ。

慌てて辺りを振り返って探してみれば
少し離れた所からじっとこっちを見てる道明寺さんと
苦笑いしながら手を振ってる美作専務たちと目が合った。



 
いつも応援ありがとうございます♡

★ここまでくるともうホラーと呼ぶべき(^^;)?★

気が付けばすぐそこに 17

「なんでオレが総務課のイベントなんかに…」
「それを言うなら俺らの方が関係なくない?」

うんざりしたような顔で
重たいため息をついてるこいつら。


『気が付けばすぐそこに』   第17話


牧野がBBQだぞ?
しかも誘ったのも来るのを期待してたのも男だ。
そいつらが牧野に気があったらどうすんだっ!

今日のBBQを利用して
手を出そうとしたらどうする?

あーっ。クソ!
こんな事なら総務課にSPでも仕込んでおくんだったか?

あきらも気が利かねぇな!
オレの女だぞ?もっと大事に扱えよ!

いてもたってもいられなくて
どこでやるのかを調べてオレらも予約した。

「会社のイベントにまで現れるとかマジでストーカーだな
 応援してやりてぇ気持ちはあるが
 牧野の事を考えると申し訳なくなってくるな…」
ため息をつくあきら。
「…いくら好きでも無理やり襲っちゃダメだよ?」
クスッと笑いながらそんな事を言い出す類。

「バッ!………しねぇよ!」
「その“………”が怪しいんだっつの」
慌てて否定はしたものの総二郎にツッコミを入れられた。

無理やりなんて趣味じゃねぇし
傷つけたいわけでもねぇ。

でもオレだって男だし。
やっぱ色々考えたりくらいはすんだろ?

なんて牧野との熱い夜を
つい想像したオレがどんな顔をしてたかは知らねぇが
「ニヤニヤしてんじゃねぇよっ!気持ち悪ぃっ!」
「今の顔、牧野に見せない方がいいよ?」
「あぁ。絶対嫌われるな」
なんて3人がククッと笑ってやがった。



「お。思ってたよりいいじゃん?」
「当たり前だろ。うちの系列だぞ」

郊外の森を開拓して作られたリゾートキャンプ場は
数年前に道明寺がオープンさせた施設だ。

おかげで予約も割り込ませるのは簡単だった。

ホテルタイプやグランピングが出来るコテージもあって
宿泊も可能だが、牧野たちが予約してたのは
手ぶらで日帰りも可能なBBQフィールドの一角だ。

大きな芝生広場を囲うように
設置されたBBQサイトは屋根付きで
天候や日差しを気にせずに楽しめるようになっている。

牧野たちから少し離れた席へ案内され腰を下ろしたオレ達。

「こんな感じなら女の子も連れて来りゃよかったな」
「な。今からでも呼ぶか?」
とあきらと総二郎は
男だけでBBQなんてかったりぃと肩を竦める。

「女なんていらねぇよ」
「うるさいからやだ」
こんな時は類と意見が合って
オレと類がまとめて不機嫌になるのは
余計に面倒くせぇとあっちが諦めるのはいつもの事。

が。

「んー。でも自分で焼くのやだし…牧野連れてくる?」
とオレより先に牧野を探して
ガヤガヤとしてる総務課の方を覗くのは気に入らねぇ。

それにつられるように向けた視線の先には

7分丈のデニムにスニーカー。
上はふんわりとしたトップスに薄手のパーカーを羽織って
いつもと違って高い位置でまとめられた髪を
風に揺らして同僚と笑ってる牧野の姿。

や…べぇ。すっげ可愛い!!

スカートじゃねぇけど
あれじゃ十分危険じゃねぇかよ!

案の定、よくよく見れば
斜め後ろにいる男が牧野のうなじを見てる……気がする。

くっそ!
オレだってそんな至近距離で見た事ねぇんだぞ!

「あのヤロー…ぶっ殺す!!」
ゆらりと立ち上がったオレを止めるのは

「待てっ!いきなり乱入して暴れる気かっ!」
と羽交い絞めにしてくる総二郎。
「お前に暴れられたら明日から総務課が機能しなくなんだろうがっ!
 それに牧野だってお前に幻滅するぞ!」
あきらの言葉に舌打ちをして

「じゃあどうすりゃいいんだよ!」
総二郎の腕を振り払うオレの苛立ちなんて
全く気にしない様子で

「だったら向こうから
 来たくなるように仕向ければいいんじゃない?」
そんな事を言いながら類がにっこりと笑った。



 
いつも応援ありがとうございます♡

気が付けばすぐそこに 16

「…へぇ。
 BBQですか?楽しそうですね」
「あぁ。牧野さんは春に異動してきたら知らないか。
 総務課じゃ毎年恒例だから
 もちろん強制じゃないけど出来るだけ参加でよろしくな?」

幹事の安田さんに渡されたチラシに視線を落とした。


『気が付けばすぐそこに』   第16話


安田さんの話によれば
すでにあたしの同期はみんな行くと回答してるらしい。

「行けそう?」
と心配そうに首をかしげられて
「あ、はい!参加させて頂きます」
と答えるとホッとしたように笑う。

「……そんなに参加する人少ないんですか?」
「え?あー。いや そういうわけじゃないんだけどさ。
 赤井がさ。牧野さんは連れて来いって言ってたから」
なんてこそっと小声で言ってくる。

「…先輩が?」
思わず顔をしかめたのは
赤井さんと言えばいつも厳しくてあまり笑う事もない先輩だから。

「ほら。牧野さんこの間の飲み会も不参加だっただろ?
 まぁ、赤井も愛想ないから仕方ないけどさ。
 牧野さんに嫌われてるんじゃないかって
 普段が普段だけにあれでも心配してるんじゃないの?」
困ったような笑顔で言われ
チラッと先輩のデスクの方を見てみると

「なんだよ。無駄口叩いてる暇あんなら仕事しろ」
なんて冷たい視線でグサり。

「「……」」

あれで?
言葉にはしないままに安田さんを見てみれば

「あ、はは…。
 あれでも後輩想いな所はあるんだけどなぁ。
 でも、うん。とりあえず参加って事で。サンキュ!」
と乾いた笑みを浮かべる安田さんは
参加者の連絡用のグループLINEに
招待してもらうために連絡先を交換すると
これ以上先輩に睨まれないように足早に立ち去った。


BBQか…。
学校行事でやった以来、かな?
大人になってからは初めてだから…ちょっと楽しみ。

なんてチラシを見ながらニヤニヤしてたら

「牧野っ!!」
と先輩の怒号が飛んで

「はいぃっ!」
慌てて先輩のデスクへ走っていくと
「ボーっとしてる暇があんなら
 この会議用の資料、コピー50部刷ってこい!」
と書類を渡されて

「うげ」
思わず漏れた声はしっかり先輩に届いていて
「何か言ったか?」
なんてまた睨まれて慌ててコピー機へダッシュした。




「……なんだよ、そいつ。ぶっ殺すか?」
「へっ!?」

道明寺さんにBBQの話をしたついでに
ポロッと先輩に叱られた事を話せば
額に青筋を浮かべて物騒な事を口走る。

「いやいやっ!
 仕事中に喋ってたあたしが悪いんですから。
 先輩は当たり前の事を言っただけで、先輩が…」
「冗談だっつーの。
 …でもお前がそいつを必死でかばってんのは面白くねぇ」
なんてムッとする。

「そのBBQはあきらも行くのか?」
「いえ。総務課だけのイベントなので」

「スカートなんて絶対穿いて行くなよ?」
「……またコケると思ってます?
 道明寺さんってほんと心配症ですよね」

「クソッ…!心配すぎる…行かせたくねぇ」
なんて頭抱えてる道明寺さんは
あたしがどれだけどん臭いと思ってるんだろう?

そりゃ出会い頭に階段踏み外したりしたけどさ。
後にも先にもあんなの初めてだったんだから。

過保護がすぎるくらい心配性で優しくて。

嘘は…きっとつかない。
だって黙ってればわかんない事まで言っちゃうし。
良くも悪くもとにかくまっすぐな人。

ついでにイケメン。

そんな人があたしの事を好きだなんて
きっともったいないくらいなんだろうな……。

だけど素直に喜べないのは…


「…ありゃ。今日も多かったですか?」
道明寺さんはいつも最後の2、3切れを残す。
朝食を食べる習慣がなかったから
多すぎるのかと思って量も調節するんだけど
どうもうまくいかない。

そんなあたしの疑問は
「あ?違ぇよ。
 まだ食えるけど全部はもったいねーだろ?」
この一言でさらにわからなくなって

「後で食べてるんですか?
 でも夏だし…衛生的にもどうかと…」
「食べねぇよ。瞬間冷凍して保存してあんだよ」
そう言いながら得意気に見せてきたのは

業務用っぽい冷凍庫みたいな所に
何かの実験試料かと思うほどに
綺麗に日付順に並べられてるあたしのサンドイッチの写真。

見た瞬間にゾワゾワッと悪寒が走った。

じゃあ何?
もしかしてこうやって保存するために
毎日少しずつ残してたって事?

「〰〰 っ!
 な、何ですかこれ!
 今すぐ全部捨てて下さいっ!」
「バッ!んな事できっかよ。宝物だぞ!?」

「食べる前に写真だって撮ってるじゃないですか!
 それだけで十分ですっ」
「お前の手作りだぞ?写真だけじゃ足りねぇよ!」
なんて真剣な顔で
瞬間冷凍をする機械の性能の高さまで説明し始める。

素直になれないのは…

きっと道明寺さんのこういう所のせいだと思う。
このまま付き合ったりしたら
今度は何をやらかすのか得体が知れなさすぎる。



 
いつも応援ありがとうございます♡

気が付けばすぐそこに 15

あの日を境に
あたし達の関係は少し…変わった。

だからと言って道明寺さんの事を
お隣さん?お友達?
なんて呼べばいいのかはわからないんだけど。


『気が付けばすぐそこに』   第15話


今日も玄関のドアを開けると同時に
「おぅ」
と道明寺さんが立っている。

「外で待ってなくてもいいですよ?」
「いなかったら置いてくだろうが」

「だって約束してるわけじゃないし…
 それに道明寺さんだって忙しいでしょ?」
「その忙しい中の楽しみを奪うんじゃねぇよ」

前はわざと時間をズラして
避けたりもしてたけれど今はそれをすると

『どうして先に行くんだ』
『今どこだ?』
『危ない目に遭ってねぇか?』
『会社着いたか?』

なんて分刻みにLINEが鳴り続けて
本当にあたしが会社に着いたか
美作専務に確認させたりするから文句を言えば

「用もねぇのに連絡してるわけじゃねぇ」
なんて逆にあたしが怒られたりするから
下手に避けるのは諦めた。


車も前よりは小ぶりな…と言っても
あたしに言わせれば
運転手さんがドアの所に立ってる時点で
Uターンして逃げたくもなるくらいの威圧感はあるけれど。

そんな車の横に立って
「おはようございます」
と優しい笑顔でドアを開けてくれるのも
申し訳ない気分になるけど…少し助かる。

だってピカピカすぎて素手で触ったりしたら
指紋とか付けて汚れちゃいそうで怖いんだもん。

乗ってからだって
ホコリ1つ見つけられないくらい綺麗で
出来れば座った所から1ミリも動かずジッとしてたいくらい。

だけどそんな空間で
道明寺さんと朝食を食べるのが習慣になりつつある。

きっかけは少し寝坊しちゃったある日の朝。
会社についてから何かつまもうと
朝食抜きで家を出たのは良かったけど

走ってるのかわからないくらい静かな車内で
「ぐぅ~っ」と間抜けな音を立てるあたしのお腹。

それだけでも消えたいくらい恥ずかしいのに
隣で何故か嬉しそう…っていうか萌える道明寺さん。

もう笑ってくれた方がずっと楽だった……。

その流れで知ったのは
道明寺さんは朝食を食べないどころか
下手すれば1日の中でほとんど食べない日もあるとか。

1日3食。ついでにおやつも欠かせない
そんなあたしにしてみれば考えられない。
それにただでさえ忙しそうなのに体にだって悪いはず。

「朝食だけでも食べた方がいいですよ?」
つい心配になって言ったが最後。

「お前が一緒に食ってくれるなら食うぞ?」
なんて嬉しそうな顔を見ちゃったら

頼んでないって言ったって
結果的にこうして毎日送ってもらってるわけだし
せめてものお返しにと
朝食としてサンドイッチを作ってくるようになった。

正直 ツナ缶も知らなかった
道明寺さんの口に合うとは思えないんだけど

簡易テーブルの上にサンドイッチを広げる道明寺さんは
子供みたいな顔して喜んでくれるから…まぁいっか。




 
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