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ごあいさつ。~はじめにお読みください~

初めての方は必ずお読みください。

※2月25日 「コメントのお返事について」追記あり。

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※11月9日 「ブロとも申請について」リンク追加。

※7月2日 「ブロとも申請について」追記あり。


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愛のかたち 37

とりあえず
ボスが何ともなくてよかった…。

でも支社長は2匹を当たり前みたいに名前で呼ぶし
ボスなんて支社長とすごく仲良しだ。


『愛のかたち』   第37話


支社長と2匹を見ていれば
傘の人が支社長だった事は間違いなさそう…。

そしてあたしがボスを抱えていた事に
驚かなかった所を見ると
やっぱり支社長は手紙の相手があたしだって知ってたみたいだ。


会社に戻るのかと思えば
着いたのは知らないマンションで

運転手さんがドアを開けてくれたけれど
降りるにしても
膝の上に抱いていたミーさんをどうしようかと迷っていたら

「連れて来ていいぞ」
と支社長もボスを抱えて車を降りた。

案内されるままにエレベーターに乗って
降りたそこは最上階のペントハウス。

新築みたいに綺麗だから
本当に大丈夫なのかもう一度聞いてみたら
「このマンション自体
 オレがオーナーなんだからいいに決まってんだろ」
なんて予想以上の答えが返ってきた。

部屋に入ると
そっとボスを降ろした支社長に続いてミーさんを降ろすと
見知らぬ場所に少し警戒しながらも
ボスの後ろをミーさんがついて行くように探索を始めた。

その様子に
安心したように小さく息をつくと

「とりあえず着替えようぜ。
 お前のはそっちの部屋に用意してあっから」
そう言われて、袖が汚れたままだった事に気付く。

言われた部屋に入ってみれば
いつの間に用意したのかワンピースがかけてあって
それに合うようにカーティガンや小物まで揃えてあった。

ひとまずそれに着替えて
リビングへ戻ると支社長はすでに着替え終わっていて
手にしていた珈琲を2つを
L字ソファの前のテーブルへ置いたところだった。

支社長が座った斜め前にあたしも座る。

「あの…着替え、ありがとうございます」
「あぁ、気にすんな」
そう言って珈琲を一口飲むと

「…で。話だけどよ
 内容は大体想像ついてるよな?」
「…はい」
頷いたあたしに小さく息をつくと
白紙のノートパッドを1枚テーブルに置いて

「ボスの事でバタバタしたが
 今日お前に話すつもりで公園に行った。
 まず最初から相手がお前だと知っていた。
 卑怯だとも思ったがお前が傘に手紙をつけてくれたのが嬉しくて
 何でもいいからお前との繋がりが欲しくて返事を書いた」

…やっぱり知ってた。

昨日、気付いた時は
動物は苦手だったはずの支社長が
野良猫の世話なんてするはずがないし
偶然だなんてあり得ないんじゃないかって事で

だったらあたしを好きだなんて言った所から
からかってたんじゃないかなんて疑心暗鬼にもなったりした。

でも…。

「ナァ~ン?」
「あ?
 今大事な話してんだろうが。ミーさんと遊んでろよ」

まるで支社長の邪魔するみたいに
テーブルの上に飛び乗ってきたボスは
ちょっとヤキモチを妬きそうなくらい仲良しで
適当に付き合ってるんじゃないって嫌でもわかる。

むしろ、なんだか通じ合ってる感すごいし…
あたし“ナァ~ン”なんて鳴かれた事ないですけど?

そんな事を考えながら
支社長とボスを見てる間にも

「ナァン?」
「あーもう、うっせぇ!
 これはオレと牧野の問題なんだよっ」

なんて喧嘩まで始めちゃってて
なんとなく感じる疎外感にジト目で睨んでみれば

同時にあたしを見て
「あ。わり…」
「にゃ…」
と声まで揃えて
支社長は気まずそうにコホンと咳払いをして
ボスは少し視線を逸らしてごまかすみたいに尻尾をゆっくり振った。

そんな所まで仲良しで
手紙の相手があたしだと知ってたとか
そんな事なんてどうでも良くなるくらいに

2人の関係に拗ねてムッとした表情を
浮かべるあたしを支社長はどう見たのかわからないけれど

「騙すみてぇになったのは悪かったと思ってる。
 でも手紙の返事を今ここでさせてもらえば
 オレはボスとミーさんも一緒にお前とここで暮らしたい」

ボスを床に降ろした支社長は
真剣な顔をまっすぐにあたしに向けてそう言った。




いつも応援ありがとうございます♡

CALM DAYS

ども。
komaです。

いつも私のくだらぬ妄想にお付き合い頂きありがとうございます♪

いまさらですが…
皆さまは神尾先生のインスタご覧になってますか?

komaはもちろん拝見してます♡

で、ですよ。
最近アップされたイラストを元に
書き手の皆さんが短編だったり
中にはコラボしちゃってる物まであって

たくさん読めて嬉しいなあ、とか
楽しそうだなぁ…とか思って読者しながら
アップされたお友達とLINEしてるうちに
「komaも書けよ」(←こんな乱暴ではないですよ。笑)
なんてサラッと言われ。

書いちゃおっかなぁ…と
まんまとうずうずし始めるkoma(笑)

って事で。
出遅れ感ハンパないですが
勢いまかせに書いちゃいました(・∀・)アハ


イメージに使わせて頂いたのは

坊っちゃんと類が
カッコよくコートを着こなして並んでるあのイラストです♡


よかったらお付き合いください♡





koma

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆



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愛のかたち 36

傘の人は支社長?

これは偶然?
それとも…支社長は最初から
相手があたしだと知ってたのだろうか?


『愛のかたち』   第36話


翌朝、いつもより早く出社したオレは
牧野へ返事をしようとデスクに向かうと
ノートパッドから1枚紙をちぎると
そのまま折りたたんでポケットへと入れた。

牧野がオレと向き合うと言うのなら
オレもちゃんと向き合うべきだ。

そう考えたオレは
いつも朝一番に2匹の様子を見に行くのが
日課になっているあいつに
この白紙の紙を渡し直接伝えようと公園へと向かった。

ビルを出て
2匹がいつもいる所が見えたと同時に

「し、支社長っ!」
オレの姿を見て慌てた様子で走ってくる牧野。
その腕にはボスが抱かれていた。

「どうした?」
「ボスが…っ。ボスが…!」
泣きそうな声で名前を繰り返すだけだったが
その手が少し赤く染まってる事に気付いた。

「怪我してんのか!?」
ボスの体は黒くてわからねぇが
濡れているように見えてるのは、血なのか?

「支社長どうしましょう…っ」
「バカ。とにかく病院だ。
 おい、ミーさんはいるのか?」
ボスが怪我してるとなれば
当然ミーさんにも何かあったのかもしれないと
辺りを見渡せば、牧野の足元にピッタリとくっつき
心配そうにボスを見上げていた。

「牧野、お前ミーさん抱っこできるか?」
「え?…あ、はい!」

「よし、じゃあボスをこっちに渡せ。
 見た限りじゃミーさんは無事そうだが、置いてけねぇ」
そう言ってボスを預かれば
牧野もミーさんを抱き上げた。

車に乗り込み、西田に動物病院を手配させてる間も
牧野はミーさんを抱きしめながら
タオルの上に寝かせたボスを心配そうに見つめている。

「怪我とかすんなって言っただろうが…」
そう言いながら頭を少し撫でれば
「ナァ~ン」
触るなとばかりに首を振るボス。

「あ?なんだよ
 文句言う元気はあんのかよ」
「ナァ!?」

そんなオレとボスを
牧野は不思議そうに見ていたが
今は説明してる場合じゃないと気付かねぇフリをした。


「…うーん。血で汚れてはいるけど
 この子は怪我はほとんどしてないようですね。
 もしかすると喧嘩の相手の方が怪我してるのかもしれません」

すっかり綺麗になった体で
何食わぬ顔で毛繕いをしているボスと
呆気にとられて何も言えねぇオレと牧野。

そしてポケットの中で震えたケータイに
GPSをたどって、何があったか調査していた
西田から防犯カメラに写り込んだ一部始終の動画が送られてくる。

そこにはミーさんがカラスに襲われそうになった所に
飛びかかったボスの姿が映っていた。

途中でカメラからフレームアウトしちまったが
ボスはミーさんを守るためにカラスと喧嘩して返り討ちにしたってとこか?

「……強ぇな、お前」
「にゃ」
こっちの心配も知らねぇで
どこか誇らしげにさえ見えるボス。

「よ、よかったぁ~…
 ホントによかったです、ボス」
「にゃんっ」
脱力したようにその場に座り込む牧野と
診察台に飛び乗り、ボスの毛繕いを手伝うミーさん。

「一応、化膿止めだけ塗っておきますが
 怪我と言っても軽いものなので心配ないと思います。お大事に」
そう言った獣医はボスにも
喧嘩もほどほどに、と苦笑いを浮かべながら撫でていた。

病院をあとにして
またオレはボスを、牧野はミーさんを
抱きかかえたままに車へと乗り込む。

向かい合ったまま
しばらく沈黙が続いたが

「…牧野。話したい事がある」
そう言ったオレに牧野は黙ったまま頷いた。




いつも応援ありがとうございます♡

★カラスさん、ごめんなさい 人( ̄ω ̄;)
  ボスは喧嘩も坊っちゃん並みに強いみたいです(笑)★

愛のかたち 35

か、顔が熱い…っ。

言うだけ言って
逃げるように部屋に入ると
靴も脱がないままにその場にズルズルと座り込む。


『愛のかたち』   第35話


今でもやっぱり
急に顔を近づけられると反射的に逃げちゃうし
付き合うとか全然想像できないんだけど

車に乗る時も
あたしの隣、それも人一人分ほど離れて座った支社長。

だから正面に座ってみたんだけど
なんだか難しい顔してたから
もしかしたら隣が嫌で離れたと勘違いさせちゃったかもしれない。

…そりゃそうだよね。
今までの態度を考えればそう考えるのが自然だ。

頭を撫でられた時だってそう。
別に少し触れられるくらい
嫌だなんて思わなかったのに
バツが悪そうな顔で謝ったりするから

どうにかして伝えたくて
いきなりあんな事言っちゃった…。

すると
鞄の中でケータイが鳴りはじめる。

慌てて取り出すと
かけてきたのは支社長で…。
通話をタップすると同時に声が聞こえてくる。

『いきなり走って逃げるなっつの』
「すっ、すみません…」
呆れたようで、でも優しい声。

『ちゃんと部屋に入ったか?』
「はい」

『ちゃんと鍵閉めたのか?』
「はい」
まるで小さな子供を叱るみたいな口調にクスッと笑う。
だけど次の瞬間

『ちゃんとオレとの事も考えるんだろ?』
「…は、い」
そう言われて息を飲む。

『オレはお前以外は考えられねぇし
 いくらでも待ってはやるが諦める気もねぇからな』
「…はい」

『なぁ、いいのか?
 そんな簡単に返事しちまって。
 お前、今オレに諦めなくていいって言ったぞ?』
「え…っ!?いや、えっと…」
可笑しそうに笑った声に慌てたあたしをまた笑って

『ククッ…冗談だ。
 ちゃんとベッドで寝ろよ?風邪ひくぞ』
と優しい声で言う。

「はい…えっと、支社長も。おやすみなさい」
『あぁ、おやすみ』

そう言って電話が切れた後も
まだ顔が…ううん、耳が熱くて玄関に座り込んだままだった。

しばらくしてから
漸く立ち上がって部屋へと入ると上着を脱ごうとして
ポケットに何か入ってるのに気付いて取り出すと
それはお店の場所をメモした紙。

「そういえば入れっぱなしだった…」
何の気なく、それをテーブルに置きかけて
ふと、その手が止まる。

引き出しから傘の人からの手紙を取り出してくると
その2つを広げて見比べた。

「…あ、れ?
 これってもしかして同じノートパッド?」

ポツリと呟くと
手紙に綴られた文字を指でなぞった。




いつも応援ありがとうございます♡

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